フォト・ライブラリー(366)春の六甲山・ミツバツツジ散策〜前半

春の六甲山・ミツバツツジ散策〜前半

六甲山の山肌がしだいに柔らかな緑色に変わっていくのを、毎日、教会の窓から見上げて時を待っていましたが、ついにチャンス到来。先週の木曜日、リュックサックを背負って登ってきました。

今回選んだのは、徳川道を登って山頂の穂高湖まで上がり、そこから森林植物園に下るコース。わたしが知っている限り、このコースの景色の美しさは六甲山系でも屈指です。

長峰墓地から杣谷峠に至る区間は、カスケード・バレーとも呼ばれることがあります。カスケードとは、英語で「小さな滝」の意味。名前の通り、途中で何十か所もの小さな滝と出会います。

今回のお目当ての花はミツバツツジですが、まず出会ったのはサワフタギの花。名前の通り、渓流沿いでよく見かける木です。

微妙に違う何十種類もの緑が入り混じった六甲山の山肌。「山が笑う」という春の季語がありますが、確かに、春を迎えた木々の喜びが山全体からあふれ出しているようです。

思わず手を伸ばしたくなる清らかな水の流れ。これこそ、まさに六甲山の天然水です。

山頂までは、ゆっくり歩いて約2時間。あちこちで立ち止まり、木々の緑に心を癒されながらのんびり進んでゆきます。

小さな滝が3段重なって流れ落ちています。小さな滝なので名前はありませんが、なかなかの景色です。

整然と並んで太陽の陽ざしを浴びる新芽。とてもうれしそうです。

山頂まであとちょっとのところで出会うこの滝。コースの中で一番大きな滝です。

日当たりのよい山頂が近づいてくると、ようやくお目当てのミツバツツジが姿を現します。ここから先は、ミツバツツジの世界です。