陽春の鎌倉散歩
学生時代の友人に会うために、鎌倉に行ってきました。彼と会うために鎌倉を訪れるのは、新春の恒例行事。ちょっと早めに到着して北鎌倉で下車し、鎌倉の古寺を散策しました。最初の写真は、建長寺の境内で出会ったエナガです。
こちらを見て首をかしげているエナガ。体重がわずか8gしかない、日本で2番目に小さな鳥です。
木の枝にぶら下がっているエナガ。お団子のような姿がかわいらしいですね。
エナガという名前は、まるで柄杓(ひしゃく)の柄(え)のように長い尾っぽに由来しています。
翼を広げて舞い立つエナガ。まるで天使のようです。新年早々エナガの群れと出会えて、なんだか今年もいい年になりそうです。
美しい木組みの、建長寺法堂。人々の祈りが、木目に沁みこんでいるようです。
スズメの鳴き声がするので上を見上げると、木組みの上にスズメがちょこんと座っていました。巣を作るにはちょうどいい場所ですね。
切通の岩肌が、鎌倉情緒を漂わせる建長寺の境内。散策しているだけで心が落ち着きます。
うっそうと生い茂る木々に囲まれた参道。初詣客でにぎわう正月の鎌倉も、ここまで来ると本当に静かです。
境内で見かけた霜柱。これだけ立派な霜柱は、なかなか見かけません。
鎌倉宮の前で、寒桜が咲いていました。可憐な美しさで、通りかかる人の心を和ませています。
友人が眠る、鎌倉カトリック墓地。彼が亡くなってから、今年でもう15年になります。
新春の由比ヶ浜。サーフィンをしたり、凧揚げをしたり、犬の散歩をしたり、たくさんの人が思い思いに穏やかな時を過ごしています。
帰りに、カトリック雪の下教会を訪ねました。鶴岡八幡宮へ続く参道の傍らにある教会です。
教会の正面にはめ込まれている、美しいモザイク。「絶えざる御助けの聖母」と呼ばれています。
温かな光に満たされた聖堂で、改めて友人と、残されたご家族のために祈りました。天の国で再び彼と会うときまで、地上で与えられた使命をしっかり果たしてゆきたいと思います。