神秘の湖〜群馬県・奥四万湖
昔、所用で群馬県を訪ねたときに、とても不思議な湖と出会いました。奥四万湖と呼ばれるダム湖です。注目すべきは水面の色。コバルトブルーと言うのでしょうか、こんな色の湖は他で見たことがありません。
鮮やかな青に、木々の新緑が映えています。どうしてこんなに青いのか、地元の方もよく分からないとのことでした。
湖の周りを取り囲む新緑の木々。空も真っ青ですが、湖の青さには負けているようです。
奥四万湖の全景。四万川がダムによって堰き止められて出来た人口湖です。
コバルトブルーの水面に、木々の緑が映っています。それにしても、引き込まれそうになる青さです。
湖畔に咲いた山ツツジ。鮮やかな緑、爽やかな青空、真っ赤なツツジ、まさに5月という風景です。
奥四万湖の水は、いくつもの小さな滝を作りながら下流へと流れてゆきます。
あの湖から流れ出た川ですから、当然、川の色もこんな感じ。とても清涼感のある青です。
黒、茶色、灰色と色とりどりの石の間を、ソーダ水のような水が流れ下っていきます。
渓谷の上に大きく張り出した新緑の木の枝。色彩の美しさだけでなく、川のせせらぎと鳥たちの歌声にも心を癒されます。
山の斜面には藤の花が咲いていました。藤棚とはまた一味違った美しさです。
渓流のほとりにたたずんで、しばらくの時を忘れて過ごしました。神様が造られたこの世界は、一体どこまで美しいのでしょう。
下流にある四万湖もこの美しさ。おそらく近くの山から石灰が流れ込んでいるのではないかと思いますが、鯉たちがたくさん泳いでいるのが見えたので、生態系に影響が出るほどの濃さではないのでしょう。機会があれば、皆さんも一度訪れてみて下さい。