フォト・ライブラリー(385)ベトナム視察旅行4〜ホーチミンの朝市

ベトナム視察旅行4〜ホーチミンの朝市

初めて訪れた場所で、その街の人々の生活を知るために最もふさわしい場所の一つは朝市。今回は、皆さんをホーチミン市の朝市にご案内しようと思います。

活気にあふれた朝市。街を歩く人たち、特に年配の女性はほとんどがベトナムの伝統的な笠「ノンラー」をかぶっています。パジャマのようなゆったりとした服と「ノンラー」というのが、日常生活での服装のようです。

バイクや自転車に乗ったまま買い物をするのも、ベトナムの朝市の一つのスタイルのようです。バイクが、すっかり生活の一部になっているのですね。

空芯菜やキュウリ、トマトなど、日本と同じものもありますが、ちょっと違うものもあります。

ベトナムの人たちも、お豆腐が大好き。厚揚げや豆乳も一緒に売っていました。日本の豆腐は空海が中国から伝えたと言われていますが、こちらも同じく中国から伝わったものでしょう。

気さくな売り子さんたち。カメラを向けたら、照れくさそうに笑っていました。朝食の最中だったようです。

こちらの女性は、カボチャを持ってポーズしてくれました。街の中心部から外れたこの朝市を訪れる外国人は、きっと珍しいのでしょう。

この女性も、サービスで魚をつついて動かしてくれました。タウナギや小魚やカニなどは、生きたまま売られているのです。

お米屋さんの看板娘。お母さんに写真を頼まれましたが、本人はちょっとご機嫌斜めのようです。

ベトナム戦争で手足をなくしたという男性が、宝くじを売っていました。はっきりと残された戦争の爪痕です。

道端に腰をおろし、じっくりと品定めをするお母さんたち。街の至るところでこのような姿に出会います。

市場の一角にある食堂。新鮮な食材で、おいしい料理を出してくれます。

ベトナムを代表する麺類、フォーは。うどんに似ていますが、お米の粉で作られています。牛肉や香草をたっぷりのせ、唐辛子やライムをかけて食べるのがホーチミン風だそうです。写真を見るだけでもお腹が空いてきます。

春巻きの皮の上に豆腐やかき揚げをたっぷり載せた料理。あっさりした味付けで、とってもおいしかったです。

道端で売られているココナッツの実。先端部を切り取って、まずはジュースを飲みます。ジュースを飲み終わったら、割ってもらって中の果肉を食べます。

手押し車に乗せてバナナを行商している人もいました。1キロ8000ドン(220ドン≒1円)ですから、とても安いですね。

バイクの前と後ろに子どもを載せたお父さん。さらにチャイルドシートをつけて、4人乗りというような姿も見かけます。責任重大です。

生きる力に満ちたホーチミンの朝市の様子、いかがだったでしょうか。宿舎の近くだったので、毎朝、ミサのあとに歩きまわっていました。言葉は残念ながら通じませんが、笑顔のコミュニケーションで街の人たちと仲よくなれ気がします。笑顔は、全世界共通の言葉ですね。