先週の金曜日、六甲教会婦人会の遠足で大原三千院に行ってきた。婦人会の遠足は毎年恒例の大行事で、今回も御婦人方60人あまりと司祭4人が参加した。大型バス2台を仕立てての大移動で、おそらくわたしたちが出発した後の六甲教会は1日中閑散としていただろうと思う。
わたしは今回2回目の参加だった。昨年は助祭として着任してすぐのことで右も左もわからない中で、わたしの母以上の年齢の御婦人たちに囲まれて非常に緊張したが、今年は知り合いもずいぶん増えて気軽に参加することができた。とても楽しい1日だった。
目的地は大原の三千院だったが、目的地に行く途中の教会でミサに与るのが慣習だそうで、今回は北白川教会でミサに与った。司祭が4人もいたので自分たちでミサをしてもよかったのだが、せっかくだから現地の神父様に司式していただこうということで、北白川教会の主任司祭でビアトール修道会の会員であるボアヴェール神父様に司式していただいた。
これは結果としてとてもよかったと思う。ボアヴェール神父様は神の慈愛に溢れたお人柄で、カトリック大辞典の「慈愛」の項目に彼の写真が挿絵として入れらていたとしてもおかしくないような方だった。この神父さんが司式しているというだけで、典礼の端々にまで聖霊の恵みが浸み渡り、聖堂全体が神の愛に満たされていくような気がした。ミサは話術や発声などの技術だけではないと頭ではわかっていたが、あらためてミサは人柄だなぁと実感させられた。
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※写真の解説…1-4枚目、大原三千院の境内にて。4枚目は、名物の「わらべ地蔵」。5枚目、カトリック北白川教会の聖堂。
⇒次回に続きます。