フォト・ライブラリー(363)神戸・春の花たち

神戸・春の花たち

教会の周辺や神戸の街角で、次々と春の花が咲いてゆきます。まずは、満開の八重桜。枝の間に入って見ると、幻想的なピンク色の世界に吸い込まれそうになります。

ソメイヨシノと比べて、八重桜は一輪一輪がとても華やか。花の房は、まるでくす玉のように見えます。

八重桜とは言うものの、実際にはもっとたくさん花びらがあるようです。一体、一輪を咲かすのに何枚花びらを使っているのか。とても贅沢な作りです。

八重桜を堪能してから、近くに咲いていた山桜に目を移したとき、何か一瞬ほっとしたような感じがしました。八重桜は圧倒するような美しさですが、こちらはとても控えめな美しさです。

ご近所の軒先で、ヤマブキも咲き始めました。時代劇で小判の色のことを山吹色と言っていますが、確かに輝くようなオレンジ色です。

こちらは大変身した葉牡丹。冬のあいだのキャベツのような形から、短い間に菜の花のような形になる大変身に、毎年感動させられます。

木陰にシャガの花も咲いていました。薄暗いところを好んで咲くようですが、確かに黒い背景がよく似合います。

ご近所の軒先に咲いた芝桜。あまりに鮮やかなピンク色に目を奪われ、思わず立ち止まってしまいます。

教会の庭では、アメリカハナミヅキが満開を迎えています。木々の優しい緑に、赤い花がよく映えています。

教会の駐車場の片隅で、ツツジが花を咲かせています。生垣のツツジも、もうじき見ごろを迎えるでしょう。

藤棚もにぎやかになり始めました。今年は例年より少し開花が早く、色づきもいいようです。

三ノ宮、フラワーロードも、名前の通り春の花々に彩られています。これは黄色いマーガレット。

金魚草も、優しいパステルカラーの花を咲かせています。

こちらはパンジー。ちょうど水やりが終わったばかりで、水滴をきらきらと輝かせています。

どこのお花畑だろうと思うかもしれませんが、これもフラワーロードの花壇。街のあちこちに花が植えられた神戸に住んでいると、時間の流れを咲く花の移り変わりによってはっきりと感じることができます。こんなすばらしい街に住めることにあらためて感謝です。