「ふっこうのかけ橋」2013News(1)第一陣、神戸到着!

「ふっこうのかけ橋」2013News(1)第一陣、神戸到着!
福島の「ふく」と神戸の「こう」を結び合わせて「ふっこう」を目指す「ふっこうのかけ橋」プロジェクトが、今年もいよいよ始まりました。このブログでも、最新の情報をお届けしていきたいと思います。
1.佐藤一家、神戸到着

神戸地区合同キャンプに福島の子どもたちを招き、100人余りでキャンプを行った昨年とは違い、各小教区でのキャンプに分散して福島の子どもたちを招く今年の「ふっこうのかけ橋」。7月19日、カトリック北須磨教会でのキャンプに参加する佐藤さんご一家が第一陣として到着しました。

 到着後、昼食をとって休憩してから、ロープウェーで布引ハーブ園へ。ハーブの「におい袋」作りにも挑戦しました。

紙飛行機を作って飛ばす子どもたち。子どもたちの希望を乗せた紙飛行機が、空高く舞い上がってゆきます。

快晴に恵まれた神戸の空。空いっぱいに夏雲が美しい模様を描き出していました。まるで子どもたちの到着を歓迎しているようでした。
2.カトリック北須磨教会キャンプ

佐藤さんご一家が参加するカトリック北須磨教会でのキャンプ。垂水教会と北須磨教会の教会学校が合同で行っているものです。最初の晩は、BBQ大会が行われました。おいしそうに焼けたスズキは、信者さんたちが須磨の海で釣ってきてくれたものです。

ベテランの信者さんたちの手で、おいしそうなお肉がどんどん焼き上げられてゆきます。

焼肉を食べながら、お母さんから話をうかがいました。福島市内のある幼稚園では、園庭の土をどれだけ取り除いても線量が基準値以下にならず、やむを得ず線量の高い部分にはビニールシートをかぶせて園庭を使用しているとのこと。「ビニールシートがかけられた部分は危険だから立ち入り禁止。でも、周りは安全だから遊んでいい。」それが福島市内にある現実だそうです。

BBQを楽しむわたしたちの上に、とてもきれいな夕焼雲が現れました。まるで神様が祝福して下さっているかのようでした。
3.チャリティーコンサート

21日の日曜日、午後からカトリック神戸中央教会で「ふっこうのかけ橋」支援チャリティー・コンサートが行われました。出演は、神戸を中心として活躍しておられる音楽家グループ「アンサンブル・イソジーナ」の皆さんでした。

「一体どのくらいの人が集まってくれるのだろう」と気を揉んでいましたが、来場者数はなんと200人。会場の熱気から、福島の子どもたちのことを思う皆さんの気持ちを確かに感じることができました。「福島には何万人もの子どもたちがいるのに、たかが数十人を呼んだところで何になるのか」という声もありますが、わたしたちは出会いを大切にしたいと思います。目の前に苦しんでいる人がいて、私たちに何かができるとき、「他にもあなたのように苦しんでいる人が何万人もいるから」と言って通り過ぎられるでしょうか。

ステンドグラスから射しこむ七色の光と、アンサンブル・イソジーナの皆さんの天使のような声に満たされて、聖堂はまるで天国のようでした。アンサンブル・イソジーナの皆さん、来場してくださった皆さん、本当にありがとうございました。