フォト・ライブラリー(490)江汐公園の鳥たち

江汐公園の鳥たち

 最低気温がマイナス1度まで下がった寒い日の朝、ミサのため近くに行ったついでに江汐公園を散歩してみました。歩いていると、まず目に留まったのは、茂みの中でもぞもぞ動くまんまるな物体。寒さを防ぐために体の毛を限界にまでふくらませたメジロです。

 ころころとふくらんだメジロ。「ふくらすずめ」ならぬ「ふくらめじろ」です。

 木々の枝さえ白く凍りついた冬の日の朝。厚着をしていても、寒さがじわじわと体にしみてきます。

 霜でまっ白な野原に降りて、餌を探しているメジロ。風邪をひかないようにね。

 しばらく歩いていると、茂みの中から見かけない鳥が飛び出してきました。ウソです。いや、本当に見たのですが、ウソです。

 ツツジの花芽をむしゃむしゃと食べているウソ。地域によっては、桜の花芽を食べる害鳥として駆除しているところもあるとか。ちょっとかわいそうですね。

 木の枝にちょこんととまったジョウビタキ(雄)。オレンジ色のふさふさの毛が暖かそうです。

 木の幹についた苔をつついていたヤマガラ。目元が涼やかで、ハンサムなヤマガラでした。

 木の上からこちらをじっと見ているヤマガラ。こんな寒さの中を散歩している人間に、興味を持ったのでしょうか。

 木の枝にとまったイカル。黄色い大きなくちばしで、木の実をばりばりと砕いてしまいます。

 頭上から「トントントントントン」と軽快な音が聞こえてきたので、見上げるとコゲラでした。日本で最小のキツツキです。

 一生懸命に木をつついているコゲラ。かわいらしい顔ですが、目は真剣そのものです。

 駐車場で出会ったハクセキレイ。冬の日の朝の鳥たちは、みんないつもより可愛らしい、まんまるな姿をしています。気温が0度位まで下がったら、近くの公園に行ってみてください。いつもと違う鳥たちの姿が見られるでしょう。