2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧
このエッセイは、4月27日、松蔭女子学院で行なわれた復活礼拝での説教に基づいています。松蔭女子学院の皆様、お招きありがとうございました。 婦人たちは、安息日には掟に従って休んだ。そして、週の初めの日の明け方早く、準備しておいた香料を持って墓に…
教会で典礼聖歌の研修会があった。大阪大司教区の有志の信者さんたち集まって、年に2回行っている研修会だそうだ。教区中から150人くらいの人たちが集まっていた。午前中は追悼ミサがあったりして参加できなかったのだが、午後だけ参加させてもらい、最後に…
1946年、わたしは黙想をするためにダージリンに向かっていました。 その列車の中で、 すべてを捨てて、 貧しい中でも最も貧しい人々のうちにおられるキリストに仕えるため、 キリストのあとについてスラム街に出るようにという呼びかけを聞いたのです。 わた…
第2回「マザー・テレサの生涯①〜スラム街に出るまで」 マザーはどのような時代を生きた人だったのでしょうか。どんな出来事が彼女の人生を変えていったのでしょうか。今回と次回の2回を使って、マザー・テレサの生涯を年譜で振り返ります。今回は、マザーが…
このエッセイは、4月26日に行われた「子どものためのミサ」での説教に基づいています。 二人も、道で起こったことや、パンを裂いてくださったときにイエスだと分かった次第を話した。こういうことを話していると、イエス御自身が彼らの真ん中に立ち、「あな…
そうやって1時間あまりが過ぎた。空はまだ雲に覆われていたが、歩き始めることにした。薄暗い山道を歩いているうちに、また「残念だなぁ。青空と光があればもっといいのに」という思いが浮かんできた。そういう風に考え始めると、だんだん他のいやなことも思…
先週に続いて、また六甲山に登ってきた。なにしろあちこちで新緑が輝いているし、お天気もよかったし、六甲山に登らずにはいられないような気分だった。いつも木曜日の朝ミサを立てている青谷の修道院で朝食を済ませたあと、足早に灘丸山公園へと向い、杣谷…
ファリサイ派に属する、ニコデモという人がいた。ユダヤ人たちの議員であった。ある夜、イエスのもとに来て言った。「ラビ、わたしどもは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神が共におられるのでなければ、あなたのなさるような…
わたしはたえず沈黙にかえります。 舌を沈黙させればイエスに語りかけることができますし、 目を沈黙させれば神が見えるようになります。 ※写真の解説…マザー・ハウスの中庭で司祭と語り合うマザー。
詳細が決まりましたのでもう一度、今年度の「入門講座」を御案内させていただます。 《キリスト教入門講座》 「マザー・テレサに学ぶキリスト教」 1.火曜クラス (1)開講日 4月14日(火) (2)日時 毎週火曜日 15:00-16:30 (3)場所 カトリック六甲教会第4会議室 …
第1回「マザー・テレサとの出会い」 《はじめに》 キリスト教を学ぶというときに、いろいろな切り口からの学び方があると思います。教義を勉強したり、聖書を読んだりするだけでなく、イエスの愛を実践することも、祈ることも、先人たちの信仰に触れることも…
このエッセイは、4月19日に行われた子どもたちのための「初聖体・祝福式ミサ」での説教に基づいています。 その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「…
このエッセイは、4月17日に元町の聖ミカエル教会で行われた"EASTER JOINT SERVICE"での「イースター・メッセージ」に基づいています。 マリアは墓の外に立って泣いていた。泣きながら身をかがめて墓の中を見ると、イエスの遺体の置いてあった所に、白い衣を…
昨晩、元町にある聖公会の聖ミカエル教会で"EASTER JOINT SERVICE"があった。昨年、市民クリスマスの後、中央教会の地下で教派を越えた青年の集いをして大いに盛り上がったのだが、あのときのメンバーで今度は一緒に復活を祝おうというのが今回の企画だった…
昨日は、主の復活を祝ってマシア神父様や教会の青年たちと山登りをしてきた。お天気は曇りがちでいま一つだったが、芽生え始めたばかりの木々の葉が山道のあちこちでわたしたちを迎えてくれた。山頂付近では山桜も満開だったし、六甲山に自生しているツツジ…
「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」(Ⅰテサ5:16-18) 21.京都嵐山、中之島公園の桜。 ・ 22.京都嵐山、中之島公園の桜。 ・ 23.六甲教会の庭の桜。 ・ 24.神戸市灘区、護国神社の桜。 ・ 25.神戸市灘区、護国神社の桜…
「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいる。」(マタイ28:20) 11.知恩院境内の桜。 ・ 12.知恩院の山門と桜。 ・ 13.岡崎疎水を行く十石舟と桜。 ・ 14.岡崎疎水の桜並木と子どもたち。 ・ 15.平安神宮の紅枝垂れ桜。 ・ 16.平安神宮東神苑の…
助任司祭室で開催しているミニ写真展を見たいけれど神戸までま行けないという声がありましたし、復活節でもありますので、ブログ上でもバーチャル写真展をしてみようと思います。木々や草花を通して語りかけてくださる神様のメッセージを感じとっていただけ…
御復活、おめでとうございます! 今年も待ちに待った復活祭がやってきました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。 生まれて初めて司祭として迎えた聖週間で、先週は毎日が緊張の連続でした。さきほど復活の主日のすべてのミサを終え、ようやく一息ついたとこ…
このエッセイは、4月10日聖金曜日のミサでの説教に基づいています。 兵士たちは、イエスを十字架につけてから、その服を取り、四つに分け、各自に一つずつ渡るようにした。下着も取ってみたが、それには縫い目がなく、上から下まで一枚織りであった。そこで…
助任司祭室新設記念オープン・ルームのお知らせ 先日、六甲教会信徒会館2階に助任司祭室が新設されたことをお知らせしましたが、4月12日(日)、復活祭に合わせてオープン・ルームを行うことにしました。この日は朝7時のミサ後から夕方4時まで助任司祭室を開放…
昨日、大阪のカテドラルで聖香油のミサがあった。大阪大司教区では、司牧的な理由から聖香油のミサを聖木曜日の前日にしているそうだ。聖香油のミサは司祭職の制定を記念するミサでもあり、たくさんの司祭たちがミサに参加した。50人以上いただろうか。わた…
このエッセイは、4月4日晩に行われた「枝の主日」のミサでの説教に基づいています。 イエスを十字架につけたのは、午前九時であった。罪状書きには、「ユダヤ人の王」と書いてあった。また、イエスと一緒に二人の強盗を、一人は右にもう一人は左に、十字架に…
このエッセイは4月3日、初金曜日ミサでの説教に基づいています。 イエスは言われた。「わたしは、父が与えてくださった多くの善い業をあなたたちに示した。その中のどの業のために、石で打ち殺そうとするのか。」ユダヤ人たちは答えた。「善い業のことで、石…
外では桜が満開だが、教会は昨日から「受難の週」に入った。この一週間を祈りの中で始めようということで、昨日は午後から「ともに祈る会」をした。 「ともに祈る会」は今回で3回目だ。1回目、2回目は数人しか参加者がおらず、「若者たちの期待に添わない集…
先日の「ともに祈る会」の最後に、聖週間にお勧めの祈りとして紹介した祈り方です。 《十字架上のイエスとの対話》 自分の部屋や教会の聖堂で、十字架を前にして次のように祈ってみてください。 1.準備 まず呼吸に意識を集中し、ゆっくり静かに息を吸ったり…
信徒会館2階に、助任司祭室が新設されました! カトリック六甲教会信徒会館2階の旧第5会議室が、助任司祭室として生まれ変わりました。教会に来られたみなさまが、いつでも気軽に立ち寄ることができる場所として開放していきたいと思っています。わたしがいる…
練成会の3日目、乙女峠で「十字架の道行き」とミサをした。その日は3月29日、助祭叙階式からちょうど1周年の日だった。 乙女峠には、殉教者たちを記念した聖堂が建てられており、その聖堂の近くから峰を1つ越えたところにある殉教者の慰霊碑まで約1キロにわ…
中間期生のとき泰星学園で中高生に社会科を教えていたことがあるが、そのとき以来わたしは中高生に苦手意識がある。あの年代の若者たちとは、どうもコミュニケーションをとるのが難しい。まして今回の参加者は女の子が多かったし、正直どうなることかと思い…
津和野から帰ってきてもう3日がすぎてしまった。記憶が薄れないうちに、津和野での体験をまとめておきたいと思う。 今回の練成会はリーダーも合わせて25人ほどの参加者があったので、小型バスを借り切って神戸から津和野に向かった。いくつもの峠を越え、5時…