2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

カルカッタ報告(99)8月30日最後の散歩③

《お知らせ》このシリーズが『マザー・テレサは生きている〜カルカッタからの報告』というタイトルで、3月中旬、教友社より発売(予価1,400円)されます。加筆訂正を加え、さらに読みやすく楽しい文章になるよう心がけましたので、どうぞよろしくお願いいたし…

カルカッタ報告(98)8月30日最後の散歩②

サダル・ストリートで、わたしたちはブルー・スカイ・カフェに入った。昔、ボランティアの帰りによく寄ったものだったが、今回ここで食事をするのは初めてだ。 メニューは昔とあまり変わっていなかった。何かあっさりしたものが食べたいと思って、わたしはパ…

カルカッタ報告(97)8月30日最後の散歩①

ミサの後、わたしたちは荷造りのためホテルに帰ることにした。12時までに部屋を空け、チェック・アウトしなければならないからだ。チェック・アウトの後は、4時半に始まるSr.クリスティーの日本人ボランティア向け勉強会までまた自由時間だ。 幸い、今日も朝…

やぎぃの日記(77)「諸宗教の神学」講演会

一昨日、大阪大司教区の教区月修で南山大学のシーゲル神父が「諸宗教の神学」について話してくださった。「諸宗教の神学」というのは、簡単に言えば、キリスト教徒は他の宗教を信じる人々の救いについてどう考えるべきかということを考察する学問だ。今、世…

フォト・ライブラリー(60)岡本の梅林②

青空に映える紅梅。岡本公園にて。 白梅と紅梅のコントラスト。岡本公園にて。 青空に映える白梅。岡本公園にて。 ほぼ満開の白梅。岡本神社にて。 《コメント》荒地山から下山した後、風吹岩を経て保久良山、岡本公園へと進んでいきました。保久良山の梅林…

フォト・ライブラリー(59)岡本の梅林①

岡本の梅林 2月18日(木)晴れ 白梅の一枝。岡本神社にて。 満開のの紅梅。岡本神社にて。 白梅の一枝。 川で餌をとるイノシシ一家。

マザー・テレサに学ぶキリスト教(26)司祭年を考える

第26回 司祭年を考える 2009年6月19日、「イエスのみ心の祭日」からアルスの聖なる主任司祭、ヨハネ・マリア・ビアンネの没後150年を記念して司祭年が始まりました。司祭年とは一体何なのでしょうか。現代社会を生きる司祭たちに、今何が求められているので…

バイブル・エッセイ(119)もう一つの救い

★この説教は、2月21日、カトリック芦屋教会で四旬節黙想会のミサ中に行った説教に基づいています。 さて、イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川からお帰りになった。そして、荒れ野の中を“霊”によって引き回され、四十日間、悪魔から誘惑を受けられた。その間、…

フォト・ライブラリー(58)荒地山へ②

姿を現した荒地山。切り立った岩場が、登山者の侵入を阻む。 第一の難所「岩ばしご」。ほぼ垂直の岩場をよじ登ってゆく。 第二の難所「七衛門洞」。リュックを先に通してから、這って潜り抜ける。 荒地山を無事下山して、風吹岩に到着。 《コメント》切り立…

フォト・ライブラリー(57)荒地山へ①

荒地山へ 2月18日(木)晴れ 阪急芦屋川駅から川沿いに進んで、まず城山へ。 道のところどころで、芦屋市を見渡す眺望が開ける。 日当たりのいいところで見つけた早咲きのミツバツツジ。城山は、六甲山屈指のミツバツツジの名所。 城山を過ぎたあたりから、し…

マザー・テレサ生誕100年記念写真展News(6)第3回実行委員会開催

《最新情報》 第3回実行委員会開催 2月18日、午後7時から神戸YMCAの会議室で「マザー・テレサ生誕100年記念写真展」第3回実行委員会が行われ、35名ほどの委員の方々が参加してくださいました。 この実行委員会は、カトリック六甲教会信徒で日本弁護士連合会…

カルカッタ報告(96)説教「清い心は神を見る」

イエスは言われた。「あなたがたも、そんなに物分かりが悪いのか。すべて外から人の体に入るものは、人を汚すことができないことが分からないのか。それは人の心の中に入るのではなく、腹の中に入り、そして外に出される。こうして、すべての食べ物は清めら…

カルカッタ報告(95)8月30日最後のミサ②

説教のあと、この旅で受けた恵みへの感謝を、1人ひとり共同祈願という形で神様にお捧げした。誰にとってもこの1週間で受けた恵みは言葉に言い尽くせないほどのものだったのだろう、何人かは途中で涙ぐみ、声をつまらせていた。その涙が、わたしたちから神様…

カルカッタ報告(94)8月30日最後のミサ①

ホテルで30分ほど休憩し、再びマザー・ハウスに向かった。みんなよりも一足早くマザー・ハウスについたので、わたしはマザーの墓の前で祈ることにした。最後のミサで、一体何を話し、何を伝えたらいいのかにまだ迷いがあったからだ。福音朗読は、教会の暦に…

カルカッタ報告(93)8月30日Sr.プリシラとの別れ

聖堂を出て、わたしは事務室に向かった。9時からの最後のミサのことでSr.クリスティーと打ち合わせをしたいと思ったからだ。わたしが事務室にたどり着く前に、Sr.クリスティーの方が中から出てきてわたしに話しかけた。「Sr.プリシラが、たぶんこれが最後に…

マザー・テレサに学ぶキリスト教(25)「結婚の秘跡」と「叙階の秘跡」

第25回「結婚の秘跡」と「叙階の秘跡」 今回は、結婚の秘跡と叙階の秘跡についてお話ししたいと思います。結婚は男女の交わりを強め、叙階は教会共同体と受階者の交わりを確固たるものにするので、ともに「交わりの秘跡」と呼ばれています。Ⅰ.結婚の秘跡 キ…

バイブル・エッセイ(118)貧しい人の幸せ

イエスは目を上げ弟子たちを見て言われた。「貧しい人々は、幸いである、/神の国はあなたがたのものである。今飢えている人々は、幸いである、/あなたがたは満たされる。今泣いている人々は、幸いである、/あなたがたは笑うようになる。人々に憎まれると…

やぎぃの日記(76)釜ヶ崎・子ども夜回り

中高生会の子どもたちと一緒に、釜ヶ崎で行われている「子ども夜回り」に参加してきた。「子ども夜回り」というのは、カトリック大阪大司教区が運営している学童保育所「子どもの里」が毎年この時期に行っている、子どもたちを主体とした夜回りだ。六甲教会…

やぎぃの日記(75)ヤッホー鍋の会

2月11日の建国記念日にヤッホー会(自然が好きな若者が山に登って「ヤッホー」と叫ぶ会)をする予定だったが、あいにく雨が降ってしまった。そこで急遽、雨天特別企画として「ヤッホー鍋の会」をすることになった。山に登って「ヤッホー」と叫んだあとのような…

フォト・ライブラリー(57)早春の新宿御苑②

冬枯れのメタセコイア。 白梅の一枝。 紅梅の一枝。 寒桜。 《コメント》先日、仕事で東京に行ってきました。仕事の合間に2時間ほど空き時間があったので、新宿御苑を散歩してみました。梅の花を期待していったのですが、思いがけず美しい寒桜に出会えて感動…

フォト・ライブラリー(56)早春の新宿御苑①

早春の新宿御苑 2010年2月3日(水) 寒桜とヒヨドリ。 7分咲きの寒桜。 冬枯れの巨木。 冬枯れの巨木。

やぎぃの日記(74)ルイス・カンガス神父④

謙虚な心と健全な体を持ったカンガス神父は、84歳になった今も福音宣教の最前線で働き続けている。彼が最近、力を入れている活動の一つが「バッタンバン友の会」だ。 話しがようやく初めに戻るが、今回カンガス神父はわたしたちに「バッタンバン友の会」の活…

やぎぃの日記(72)ルイス・カンガス神父③

黙想中に、カンガス神父から勧められたことがある。それは、司祭として長く働きたいならば、そのために生活をきちんと整えていかなければならないということだ。ある意味で当然のことかもしれないが、とても大切な勧めだと思った。 司祭としての奉仕に熱心で…

マザー・テレサ生誕100年記念写真展News(5)宣伝開始

《最新情報》 1.チラシ、ポスターなどの発送作業 2月4日、神戸YMCAの会議室でチラシ、ポスター、しおりなどの梱包作業が行われ、神戸近郊の諸教会、修道会、公共施設など500か所あまりに発送されました。すでにお手元にお持ちの方もいらっしゃるかと思います…

マザー・テレサに学ぶキリスト教(24)苦しみのキリスト教的意味

第24回苦しみのキリスト教的意味 今回は、苦しみに一体どんな意味があるのか、なぜ神はわたしたちに苦しみを与えるのか、そのことについてヨハネ・パウロ2世の書簡『サルヴィフィチ・ドローリス』とマザー・テレサの言葉を手がかりにして考えてみたいと思い…

やぎぃの日記(71)ルイス・カンガス神父②

黙想が明けた日に、山口教会で田丸神父の最終誓願式があり、修道院で大きな祝賀会が行われた。その最中に見た出来事が、カンガス神父をわたしのヒーローにしてしまった。 祝賀会には50人ほどが招かれていたが、その日、あいにく修道院には賄いさんが1人しか…

やぎぃの日記(70)ルイス・カンガス神父①

昨日、六甲教会にルイス・カンガス神父が来て、カンボジアでの活動について講演してくださった。カンガス神父は、わたしがイエズス会の中で最も尊敬している方だ。彼こそまさに司祭の中の司祭であり、最高の司牧者だとわたしは思っている。六甲教会に来られ…

バイブル・エッセイ(117)「わたしがここにおります。」

ウジヤ王が死んだ年のことである。わたしは、高く天にある御座に主が座しておられるのを見た。衣の裾は神殿いっぱいに広がっていた。 上の方にはセラフィムがいて、それぞれ六つの翼を持ち、二つをもって顔を覆い、二つをもって足を覆い、二つをもって飛び交…

カルカッタ報告(92)8月30日Fr.ポノダス②

第三修練というのは、司祭叙階後に行われるイエズス会員としての最後の修行だ。この修練を終えると、わたしたちはようやく最終誓願を立てることができる。最終誓願を立てるまで、短くても入会から14、5年かかる。気が遠くなるほど長い養成期間だ。わたしも来…

カルカッタ報告(91)8月30日Fr.ポノダス①

今日は、また9時からマザーの墓前でわたしたちのグループのためのミサをすることになっているので、グループのメンバーたちはミサに参加していなかった。連日の疲れがたまっているし、帰りの旅もまたハードなものになるから、今のうちに休んでおくようわたし…