2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

バイブル・エッセイ(349)聖母マリアの幸い

聖母マリアの幸い そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。そして、ザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した。マリアの挨拶をエリサベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。エリサベトは聖霊に満たされて、声高らかに言っ…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教やメッセージから■ 5月23日(木)朝のミサでの説教 「塩は、料理の味をよくするのに使われるときにだけ意味を持ちます。瓶の中に蓄えられた塩は、湿気でその味を失い、役に立たないものとして捨てられます。私たちに与えられた塩…

祈りの小箱(38)福者コルカタのマザー・テレサ「本当に生きているキリスト」

福者コルカタのマザー・テレサ「本当に生きているキリスト」 今回も、マザー・テレサの霊的遺言状と呼ばれる「ベナレスからの手紙」(1993年3月25日付)の一節をご紹介したいと思います。 イエスは、御自身の愛がどれほど深いかを、自分の口を通してシスターや…

祈りの小箱(37)福者コルカタのマザー・テレサ「ありのままで愛されるために」

福者コルカタのマザー・テレサ「ありのままで愛されるために」 今回ご紹介するのは、マザー・テレサの霊的遺言状と呼ばれる「ベナレスからの手紙」(1993年3月25日付)の一節で、シスターたちを思うマザーの心が最もよく表れている部分です。この手紙の中でマ…

バイブル・エッセイ(348)三位一体の交わり

三位一体の交わり 「言っておきたいことは、まだたくさんあるが、今、あなたがたには理解できない。しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、…

祈りの小箱(36)福者コルカタのマザー・テレサ『道の途中で』

福者コルカタのマザー・テレサ『道の途中で』 マリア様の月である5月の終わりに当たって、マザー・テレサが毎日、唱えていた祈りを1つご紹介したいと思います。1日の仕事が始まる前に、本部修道院中庭の聖母像の前に集まってシスターたち全員で唱える『道の…

フォト・ライブラリー(375)葛城山のツツジ2013

葛城山のツツジ2013 神戸からいつも大阪湾の向こう側に仰ぎ見ている金剛山地の名峰、葛城山。いつか登ってみたいと思っていましたが、先日、ついにそのチャンスがやってきました。 うっそうと生い茂る木立を黙々と登っていくコース。あちこちにきつい階段が…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教・メッセージから■ 4月16日(木)朝のミサでの説教 「前に進むのを好まない、生ぬるいキリスト教徒、後ろの席に座るキリスト教徒たちがいます。彼らは行儀よく、何でもうまくこなしますが、宣教や使徒的情熱によって人々を教会に…

フォト・ライブラリー(374)神秘の湖〜群馬県・奥四万湖

神秘の湖〜群馬県・奥四万湖 昔、所用で群馬県を訪ねたときに、とても不思議な湖と出会いました。奥四万湖と呼ばれるダム湖です。注目すべきは水面の色。コバルトブルーと言うのでしょうか、こんな色の湖は他で見たことがありません。 鮮やかな青に、木々の…

祈りの小箱(35)『絶対の基準』

『絶対の基準』 マザー・テレサのお母さんは、子どもたちが悪いことをしたとき「神様の罰が当たるわよ」とは言わず、「そんなことをすれば、神様が悲しむわよ」と言ったそうです。さすがはマザー・テレサのお母さんと思わざるを得ない、見事な叱り方だと思い…

バイブル・エッセイ(347)いなくなって分かること

いなくなって分かること 「わたしを愛する人は、わたしの言葉を守る。わたしの父はその人を愛され、父とわたしとはその人のところに行き、一緒に住む。わたしを愛さない者は、わたしの言葉を守らない。あなたがたが聞いている言葉はわたしのものではなく、わ…

祈りの小箱(34)マザー・テレサ『すべての人を愛するために』

マザー・テレサ『すべての人を愛するために』 「なぜ、あなたはすべての人を同じように愛せるのですか」と聞かれたとき、マザー・テレサは「わたしたちは、二人の人を完全に愛することはできません。ですが、人々の中におられる唯一の神を愛するなら、すべて…

フォト・ライブラリー(373)大阪城公園のスズメたち

大阪城公園のスズメたち 青葉が生い茂る5月の大阪城公園で、スズメたちの日常生活を覗いてみました。まずは、お散歩中のスズメ。きれいに咲いたタンポポの前で立ち止まりました。 うっそうと生い茂るジャングルのような雑草。中に餌が隠れているかもしれませ…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教・メッセージから■ 5月10日(金)朝のミサでの説教 「いつでも持っていられるよう、喜びを瓶詰めにすることができるでしょうか。できません。もし喜びを自分の中に取って置くなら、最後には気分が悪くなり、私たちの心は老いて皺…

祈りの小箱(33)『神の子どもたち』

『神の子どもたち』 「自分が愛に飢えているのなら、周りの人たちも同じように愛に飢えている。」これは当然のことですが、わたしたちはついついこの当然のことを忘れてしまいがちです。自分が人から話を聞いてほしいなら、周りの人たちも同じように話を聞い…

フォト・ライブラリー(372)5月の鳥たち

5月の鳥たち 暖かくなってきたせいか、このところ鳥たちの動きが活発です。今日は、修道院の庭でシジュウカラとメジロの大きな群れを見かけました。この写真は、今年孵化したばかりのシジュウカラの幼鳥。まだ灰色のふさふさした頭の毛と短い尾っぽが、なん…

バイブル・エッセイ(346)雲の中へ

雲の中へ 使徒たちは集まって、「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」と尋ねた。イエスは言われた。「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない。あなたがたの上に聖霊が降ると、…

フォト・ライブラリー(371)5月の六甲山〜トウェンティ・クロスから森林植物園へ

5月の六甲山〜トウェンティ・クロスから森林植物園へ 日に日に濃くなっていく木々の緑とさわやかな5月の風に誘われて、布引から六甲山に入りました。まず目に飛び込んできたのは、布引渓谷の入り口に生えた鮮やかな青もみじです。葉の影から、布引の滝の水し…

祈りの小箱(32)『自分と向かい合うために』

『自分と向かい合うために』 何かと向かい合うためには、向かい合うものと自分とのあいだに距離が必要です。ぴったりくっついてしまっていては、向かい合うことなどできるはずがありません。これは当たり前のことですが、「自分と向かい合う」というときに、…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教・メッセージから■ 4月30日(火)朝のミサでの説教 「主の恵みを願う祈りや感謝の祈り、必要なものを求める祈りは簡単です。ですが、最も大切なのは、すべての人のためにも主に祈ることです。『彼らはあなたのものです。どうぞ見…

祈りの小箱(31)マザー・テレサ『ありのままの自分』

マザー・テレサ『ありのままの自分』 神様の大きな愛の中で、ありのままの弱い自分を受け入れることができた人ほど強い人はいません。なぜなら、その人をお世辞や褒め言葉によって思い上らせることができる人は誰もいないし、逆にその人を誹謗中傷によって傷…

フォト・ライブラリー(370)カリタスジャパン原町ベース訪問・後半〜飯舘村/南相馬

カリタスジャパン原町ベース訪問・後半〜飯舘村/南相馬 国道12号線で福島市から南相馬市に向かう途中、かつての警戒区域、飯舘村を通りました。現在も村の大部分が居住制限区域に指定されており、人影はまったくと言っていいほどありません。誰もいない村役…

フォト・ライブラリー(369)カリタスジャパン原町ベース訪問・前半〜浪江町

カリタスジャパン原町ベース訪問・前半〜浪江町 5月3日から5日まで、イエズス会教会使徒職共同推進チーム(JPACT)が呼びかけた被災地支援ボランティアの引率で福島に行ってきました。今回の滞在中に何よりも驚いたのは、カリタスジャパン原町ベースのスタッフ…

フォト・ライブラリー(368)セントヨゼフ女子学園マリア祭

セントヨゼフ女子学園マリア祭 今年も三重県津市にあるセントヨゼフ女子学園のマリア祭でお話ししてきました。今年で3回目、わたしの中でしだいに年中行事になりつつあります。 毎年、お天気に恵まれるこのマリア祭ですが、今年はこれまでになくよい天気。ま…

フォト・ライブラリー(367)春の六甲山・ミツバツツジ散策〜後半

春の六甲山・ミツバツツジ散策〜後半 ようやく山上のダム湖、穂高湖に到着しました。この景色を見ると、登ってきた疲れがいっぺんに吹き飛びます。 ミツバツツジや散り残った山桜、優しい緑色の木々の新芽に彩られ、野鳥たちの声がうるさいほどに鳴り響く湖…