2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

祈りの小箱(170)『揺らぐことのない自信』

『揺らぐことのない自信』 「自分に自信を持ちましょう」と言うと、「いえ、神父様、わたしは自分に自信なんかありません」という反応が返ってくることがあります。「なぜですか」と尋ねると、「わたしはあれもできないし、これもダメだし、人に誇れるような…

【2014年度平和記念行事in宇部】

【祈りの集い〜いまこそ、平和のために】 「今、この時点で、紛争解決の手段としての戦争は、許されるべきではないというかたい決意をしようではありませんか。暴力と憎しみにかえて、信頼と思いやりとを持とうではありませんか。」ヨハネ・パウロ2世 日時/ …

祈りの小箱(169)『自分に誇りを持つ』

『自分に誇りを持つ』 「もっと自分に自信を持て」、「誇りを持って生きろ」というような言葉をよく聞きます。それは、ある意味で正しいアドバイスだと思います。人間は、自分に自信があるからこそ、自分の生き方に誇りがあるからこそ、どんな困難も乗り越え…

フォト・ライブラリー(456)ある夏の日の神戸

ある夏の日の神戸 結婚式を司式するため、久しぶりに神戸に行ってきました。ある夏の日の神戸の風景、どうぞお楽しみください。まずは、布引ハーブ園から見た神戸の街です。 ハーブ園で出会ったヒマワリの花。元気のいい子どものようです。 ヒマワリの花の中…

バイブル・エッセイ(410)畑に隠された宝

「天の国は次のようにたとえられる。畑に宝が隠されている。見つけた人は、そのまま隠しておき、喜びながら帰り、持ち物をすっかり売り払って、その畑を買う。また、天の国は次のようにたとえられる。商人が良い真珠を探している。高価な真珠を一つ見つける…

祈りの小箱(168)『「思った通り」を手放せば』

『「思った通り」を手放せば』 いらいらして心が落ち着かないとき、そのいらだちの原因を探っていくと、いつも一つのことにたどりつきます。それは、何かが自分の思った通りにならないということです。たとえば、子どもがちっとも言うことを聞いてくれないと…

フォト・ライブラリー(455)『花の海』のヒマワリ畑

『花の海』のヒマワリ畑 山口県に梅雨明けが宣言された日の午後、県下でも最大規模のシステム農場『花の海』にヒマワリを見に行っていきました。広大な敷地に、約10万本のヒマワリが植えられています。 埋立地に作られ、海に隣接した『花の海』。陽射しを遮…

祈りの小箱(167)『生きている人間のための宗教』

『生きている人間のための宗教』 宗教の目的を、死んでから天国に入ることだと勘違いしている人がときどきいます。死んだあとで天国に入ることだけが宗教の目的ならば、そのような宗教は生きている人間には必要がありません。宗教の目的は、むしろ地上にいな…

祈りの小箱(166)『蒔きもせず、紡ぎもしない鳥たちさえ』

『蒔きもせず、紡ぎもしない鳥たちさえ』 「空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる」(マタイ6:26)という言葉が聖書の中にあります。読むたびに、とても励まされる言葉です。蒔…

バイブル・エッセイ(409)なぜ毒麦が生えるのか?

なぜ毒麦が生えるのか? イエスは、別のたとえを持ち出して言われた。「天の国は次のようにたとえられる。ある人が良い種を畑に蒔いた。人々が眠っている間に、敵が来て、麦の中に毒麦を蒔いて行った。芽が出て、実ってみると、毒麦も現れた。僕たちが主人の…

フォト・ライブラリー(454)夏の花たち2014〜宇部・小野田ブロックにて

夏の花たち2014〜宇部・小野田ブロックにて 梅雨が終わりに近づき、教会や幼稚園で次々と夏の花たちが開花しています。今回は、その中のいくつかをご紹介したいと思います。まずは、高千帆小百合幼稚園の花壇で最初に開花したヒマワリからです。 こちらのヒ…

祈りの小箱(165)『空の鳥をよく見なさい』

『空の鳥をよく見なさい』 ※今回は、教会紹介のために作ったカードをご紹介したいと思います。書かれている言葉は、おなじみの聖書箇所「空の鳥をよく見なさい」です。 「空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなた…

祈りの小箱(164)『役に立つアドバイス』

『役に立つアドバイス』 仕事のことや家族のことで悩んで相談すると、すぐに答えを教えてくれる便利な人がいます。自信満々に「ああ、それならこうするべきだよ。君の考え方は間違っている」などと教え諭してくれる人です。その人が教えてくれた答えが、役に…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教、メッセージから■ 7月5日(土)カンポバッソでの朝のミサ 「あらゆる場合に、人間の尊厳が中心に置かれるべきです。なぜなら、人間は神の姿に象って創られたからです。わたしたちは、誰もが神の似姿なのです。」 7月5日(土)若者…

祈りの小箱(164)『仕事の意味』

『仕事の意味』 これまで当たり前にしていた仕事が、急に耐えがたいほどの苦役に感じられるようになることがあります。それは、仕事の意味を見失い、「一体、何のためにこんなことをしているんだろう」と考え始めたときです。たとえばわたしの場合なら、これ…

バイブル・エッセイ(408)『よい土に落ちる種』

『よい土に落ちる種』 その日、イエスは家を出て、湖のほとりに座っておられた。すると、大勢の群衆がそばに集まって来たので、イエスは舟に乗って腰を下ろされた。群衆は皆岸辺に立っていた。イエスはたとえを用いて彼らに多くのことを語られた。「種を蒔く…

祈りの小箱(163)『自分をゆるしてあげましょう』

『自分をゆるしてあげましょう』 「ゆるし」というテーマを考えるとき、他人をゆるすのも確かに難しいことですが、もっと難しいのは自分で自分をゆるすことなのではないかと感じることがあります。他人のことをゆるせても、自分の人生をありのままに肯定でき…

祈りの小箱(162)『心と心は響きあう』

『心と心は響きあう』 喜びに満ちあふれ、にこにこしている人のそばにいると、どういう訳か自分までうれしくなってくる。不安にかられ、いらいらしている人のそばにいると、どうしてもこちらまで気持ちが重くなってくる。そんな経験をすることがあります。善…

祈りの小箱(161)『共に作り出す平和』

『共に作り出す平和』 「平和を守る」、という言い方をすることがあります。その場合の平和は、自分が属している共同体の安全な暮らしや、ますますの繁栄というような意味でしょう。どこかから敵が攻めてきて、自分たちの共同体の暮らしや繁栄を脅かそうとし…

【2014年度平和記念行事in宇部】

2014年度平和記念行事in宇部 「今、この時点で、紛争解決の手段としての戦争は、許されるべきではないというかたい決意をしようではありませんか。暴力と憎しみにかえて、信頼と思いやりとを持とうではありませんか。」ヨハネ・パウロ2世 今年も8月6日、広島…

【フランシスコ教皇使徒的勧告『福音の喜び』学習会in宇部】

フランシスコ教皇使徒的勧告『福音の喜び』学習会in宇部 7月6日、宇部カトリック教会聖堂にて、フランシスコ教皇の使徒的勧告『福音の喜び』学習会が行われました。参加できなかった方々のため、また参加した方の復習のために、当日の様子をYoutubeの映像やM…

フォト・ライブラリー(453)広島平和記念公園のスズメたち

広島平和記念公園のスズメたち 先日、会議のために広島に行ったついでに、平和記念公園を散策してきました。公園で出会ったスズメたちをご紹介したいと思います。 ベンチに止まって、空を見上げている子スズメ。つぶらな瞳で、何を見ているのでしょう。 スズ…

祈りの小箱(160)『時間をかけて』

『時間をかけて』 子どもが駄々をこねて言うことを聞かないとき、つい大声を出したり、手をあげたりしたくなることがあります。静かに話し合うことに我慢しきれなくなり、手っ取り早く問題を解決したいという誘惑が心の中に入りこんでくるのです。暴力によっ…

バイブル・エッセイ(407)『わたしの荷は軽い』

『わたしの荷は軽い』 そのとき、イエスはこう言われた。「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼子のような者にお示しになりました。そうです、父よ、これは御心に適うことでした。すべてのことは、…

祈りの小箱(159)『形の残らないプレゼント』

『形の残らないプレゼント』 家庭の主婦が毎日、一生懸命にしている仕事は、どれも形の残らないものばかりです。家を掃除しても、子どもたちが帰ってくればすぐに散らかってしまうし、服をきれいに洗っても、すぐにまた汚れてしまう。何時間もかけて料理を作…

フォト・ライブラリー(452)ツバメの子育て3〜巣立ちのとき

ツバメの子育て3〜巣立ちのとき 「キリスト・イエズスの宣教会」小野田修道院の軒先のツバメの巣から、先日2羽が無事に飛び立ちちました。残された3羽も、巣立ちに向けて着々と準備を進めています。 翼を広げ、飛んでいるマネをしている子ツバメ。もうすぐ、…

祈りの小箱(158)『捨てるための基準』

『捨てるための基準』 部屋を片付けようとするとき、何を捨て、何を取っておくかに迷うことがあります。部屋の中にあるものは、どれも一度は必要と思って買ったものや、人からもらったものだからです。そんなときわたしは、いま自分が司祭として福音宣教の使…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教、メッセージから■ 6月25日(水)一般謁見 「教会との交わりなしに、教会の仲介なしにイエス・キリストと直接交わることができると信じている人たちがいます。それは、とても危険で有害な誘惑です。わたしたちとキリストとの交わ…