2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

フォト・レポート(49)ボントックでの叙階式Ⅱ

叙階式が行われたボントックのカトリック教会です。今から、高校生たちによるイゴロット族の伝統的な踊りが始まろうとしています。 伝統的な装束を身にまとった高校生たちが入場してきました。まずは、銅鑼を持った男の子たちです。真剣そのものの表情ですね…

フォト・レポート(48)ボントックでの叙階式Ⅰ

2010年12月14日(火)ボントックでの叙階式 ボントックでの叙階式で、フェルディナンド新司祭が祭壇の前でひれ伏しているところです。自分のすべてを神に捧げるという決意が感じられます。 奉納行列で、棚田から獲れた稲穂が運び込まれてきました。全部で50籠…

フォト・レポート(47)バウコでの叙階式Ⅱ

叙階式と祝賀会の会場になったバウコのカトリック学校です。教会と同じ敷地の中にあります。 日陰を作るために大きな天幕が張られていました。風に大きくはためく姿が、まるで生き物のように見えました。 会場の片隅でブーゲンビリアが鮮やかな赤い花を咲か…

フォト・レポート(46)バウコでの叙階式Ⅰ

2010年12月13日(月) バウコでの叙階式 叙階式が行われたバウコのカトリック教会とマウンテン州の美しい山並みです。この日はとりわけいいお天気でした。 バウコ出身の司祭が誕生するのは30年ぶりということで、街中の人たちが叙階式に集まってきました。聖堂…

マニラ日記(44)クリスマス実習3〜二つの叙階式②イゴロット族のイエス

イゴロット族のイエス バウコでもボントックでも、叙階式の後には盛大な祝賀会が行われた。どちらでも、祝賀会の一番の見ものは高校生たちによるイゴロット族の踊りの披露だった。特に、ボントックでは100人ほどの高校生たちがグループで踊りを披露した。途…

マニラ日記(43)クリスマス実習3〜二つの叙階式①原住民司祭の誕生

2010年12月14日(火) 二つの叙階式 原住民司祭の誕生 昨日、今日と2日続けてボントック・ラガウェ代牧区の叙階式が行われた。それぞれの新司祭の出身教会で叙階式を行うために日にちをずらして、2日連続というとになったらしい。(※代牧区=バチカンから財政、…

バイブル・エッセイ(158)二つの名前

二つの名前 イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそか…

フォト・レポート(45)マリコン村Ⅲ

農作業を終えて、昼食のために村に帰っていくご婦人たちです。きっと朝早くから働いていたのでしょうね。 棚田の壁を補修しているお百姓さんたちの姿もあちこちで見かけました。崩れないよう、丁寧に一つ一つの隙間を塞いでいくのは大変な作業だと思います。…

フォト・レポート(44)マリコン村Ⅱ

水をたっぷりと貯えた棚田です。遠くには、コルディリエラの山々がどこまでも続いているのが見えます。 あぜ道で、水牛と出会いました。深い田んぼの中でも力強く歩くことができる水牛は、フィリピンでは農作業に欠かせない生き物です。「生きているトラクタ…

フォト・レポート(43)マリコン村Ⅰ

2010年12月11日(日)マリコン村 棚田の中をうねうねと曲がりながら進んでいくあぜ道です。外国人にはなかなかな難しい道ですが、現地の人たちは頭に荷物を載せてすいすいと歩いていきます。 お手伝いでしょうか、小さな子どもたちも荷物を担いであぜ道を行き…

マニラ日記(42)クリスマス実習2〜マリコン村②共同体の力

共同体の力 あぜ道を登りきると、丘の上に小学校があった。マリコン村はもう一つ先の丘の上にあるので、子どもたちは村からここまで毎日あぜ道を歩いて通ってくるのだろう。車が通れるような道はどこにもない。鉄筋コンクリートのしっかりした校舎だったが、…

マニラ日記(41)クリスマス実習2〜マリコン村①あぜ道

12月12日(日)マリコン村 あぜ道 ボントックの司教座聖堂で日曜日のミサに与った後、ティト神父と一緒に棚田で有名なマリコン村まで行ってきた。ボントックからマリコン村までは、ジープニーで約1時間の道のりだ。もっとも距離としてはせいぜい25kmくらいのも…

バイブル・エッセイ(157)命の継承

★バイブル・エッセイのシリーズでは、今回から11回にわたってマウンテン州、ナトニン村の教会で行った「シンバン・ガビ」ミサでの説教をエッセイにしてお届けしたいと思います。「シンバン・ガビ」(別名、アギナルド・ミサ、ミサ・デ・ガロ)はクリスマス前の…

フォト・レポート(42)サガダ村Ⅱ

原住民の女性が私財を投じて設立した「ガンデュアン博物館」です。入場無料で、丁寧な解説までついているのでお勧めです。サガダ村を訪れることがあればぜひお訪ねください。 第三修練者たちが、オーナーの女性から展示品の説明を受けているところです。洗練…

フォト・レポート(41)サガダ村 Ⅰ

2010年12月11日(土) サガダ村 サガダ村の展望台からの眺望です。山の中腹に刻まれている細い線が棚田です。 棚田の上の方に、お百姓さんたちが住んでいる村があります。 サガダ村の家並みです。ところどころに黄色く咲いているのは、メキシコ産のヒマワリの…

フォト・レポート(40)バギオからボントックへ

2010年12月10日(金) バギオからボントックへ バギオからマウンテン州の州都、ボントックに向かう国道は、途中でフィリピン国道の最高点である標高2500mの地点を通過します。青空へと続く「天空の回廊」という感じです。 車窓からは、どこまでも続く山並みが…

マニラ日記(40)クリスマス実習1〜サガダ村②首狩りの風習

首狩りの風習 死者を葬る洞窟や市場などを見学した後、エド神父はわたしたちを村の中心部にある小さな資料館に案内してくれた。原住民の女性が、私財を投じて作った私設の資料館だという。たまたまオーナーの女性自身がいたので、わたしたちは彼女から説明を…

マニラ日記(39)クリスマス実習1〜サガダ村①棚田

12月11日(土)サガダ村 棚田 バギオでの休暇を終え、バスで5時間ほどかけてマウンテン州の州都、ボントックにやってきた。13日、14日と2日続けて別の小教区で行われる叙階式に出席するため、これから数日はボントック周辺の小教区を見学して周ることになって…

《FEBCダウンロード・サービスのお知らせ》

FEBCマザー・テレサ生誕100年記念番組ダウンロード・サービスのお知らせ 昨年、キリスト教放送局FEBCで放送されたマザー・テレサ生誕100年記念番組が、FEBCのホームページから定価980円でダウンロードできるようになりました。内容は下記の通りです。 第一回…

フォト・レポート(39)バギオでの休暇Ⅲ

新年のご挨拶にバギオから見た日の出の写真を使いましたが、この写真は太陽が昇る直前に撮影したものです。真ん中の下の方に映っている白いドームは、この街で一番大きなショッピング・センター「SMバギオ」です。 さわやかに晴れた朝のバギオの街です。見れ…

フォト・レポート(38)バギオでの休暇Ⅱ

イエズス会黙想の家から眺めたバギオの街並みです。バギオの街は、連なったいくつかの丘の斜面に広がっています。 イエズス会黙想の家の庭にある、復活のキリストの御像です。バギオの山並みを借景にして、イエスが人々を招きながら天に召されていく場面が生…

フォト・レポート(37)バギオでの休暇Ⅰ

バギオでの休暇 2010年12月7日〜9日 淳心会の神学院から見たバギオ周辺の山並みです。バギオを中心とするルソン島北部は、ベルギーから来た淳心会の宣教師の方々によってキリスト教化されました。 神学院の聖堂の十字架です。バギオの山並みの中にイエスの十…

マザー・テレサ生誕100年記念写真展News(56)津和野・川崎での開催

「死を待つ人の家」の患者さんを見舞うマザー・テレサ。1995年撮影。 Copy Right:片柳弘史 《今年度の開催予定》 ★2011年1月1日〜20日 津和野町コミュニティーセンター お正月から、カトリック津和野教会主催でマザー・テレサ生誕100年記念写真展が開催され…

フォト・レポート(36)L'arche Punla Community Ⅲ

ワークショップで、共同体責任者のレトレットがクリスマス・カード作りの指導をしているところです。 型紙を使いながら、みんな上手に絵を描いていきます。とても器用ですね。 出来上がったクリスマス・カードを干しているところです。このカード、いったい…

フォト・レポート(35)L'arche Punla Community Ⅱ

ラルシュ・プンラ共同体の庭に咲いていた赤い花です。共同体の庭は、いつも美しい花で彩られています。 仲間の1人、マリー・クレールが、出荷間近のクリスマス・カードの絵を一生懸命に描いています。 朝の散歩に出かける仲間たちの様子です。仲間たちと歩い…

フォト・レポート(34)L'arche Punla Community Ⅰ

L'arche Punla Community 2010年12月4日〜6日 ミサの前に、重い障害を負った仲間の1人、レイモンドがタンバリンを叩いて喜びの雰囲気を作り出してくれました。ラルシュでは一人一人に大切な役割があります。 ダウン症のララが、もっと重い障害を負った仲間の…

マニラ日記(38)ラルシュ・プンラ訪問Ⅳ〜「幸せって何?」

4.「幸せって何?」 土、日はお休みだったが、3日目、月曜日の午前には共同体の敷地の中にある施設でデイ・ケアが行われ、午後にはワーク・ショップも行われた。どちらも外部から6〜7人の参加者があり、共同体の仲間たちと合わせて十数人の賑やかな集まりだ…

マニラ日記(37)ラルシュ・プンラ訪問Ⅲ〜仲間たちとのミサ

3.仲間たちとのミサ 2日目の12月5日は日曜日だったので、午前中、共同体の仲間たちのためにミサを立てた。国民の90%以上がカトリック信徒というこの国では、知的障害を負った仲間たちもスタッフたちも皆カトリック信徒だ。 共同体の中でも特に重い障害を持…

マニラ日記(36)ラルシュ・プンラ訪問Ⅱ〜懐かしい食卓

2.懐かしい食卓 わたしが住んでいるアテネオ・デ・マニラ大学からマニラのラルシュ共同体「プンラ」までは、ジープニーで40分から1時間ほど(道の混み具合によって大きな違いが出る)の距離にある。午前中M.C.の初誓願式があった12月4日の夕方、わたしは初めて…

マニラ日記(35)ラルシュ・プンラ訪問Ⅰ〜ラルシュ共同体

2010年12月7日(火) ラルシュ・プンラ訪問 1.ラルシュ共同体 12月4日から6日にかけて、2泊3日でマニラ郊外にあるラルシュ共同体を訪ねた。 ラルシュ共同体は、退役軍人で大学の哲学講師だったカナダ人、ジャン・バニエが1960年代にフランスで設立した共同体…