2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧
ナボタスの子どもたち。 スラム街実習開始のお知らせ 本日1月29日から、下記の予定でスラム街実習に出発します。スラム街での滞在中はブログの更新ができませんので、どうぞご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 今回の実習は、スラム街の普通の家庭…
2010年12月31日(金)クリスマス実習の振り返り なんとか体調が回復したので、29日の朝のジープでナトニン村を発つことができた。約5時間ほど山道を揺られてボントックの司教館まで辿り着き、1日休んで30日の午後のバスでマニラに帰ってきた。ボントックからマ…
家族の絆 占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」ヨセフは起きて、夜…
12月27日(月)任務完了 昨日はナトニン教会で主日のミサを立てた後、アリアワン村にミサを立てに行った。アリアワン教会でミサを立てることと、教会のクリスマス・パーティーに出席することがこの実習でわたしに与えられた最後の任務だった。 何とか任務が無…
人となった御言葉 初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の…
2010年12月25日(土) ナトニン村のクリマス あいにくの雨にもかかわらず、深夜ミサにはたくさんの人たちが集まってくれた。多くの人はシンバン・ガビの9日間から毎日ミサに来ている人たちだった。いよいよ待ちに待ったイエスを迎えるという喜びの空気が、聖堂…
貧しい馬屋に そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。ヨセフもダビデの家に属…
教会の軒先に飾られたスペイン風のクリスマス飾りです。町ではプラスチック製のものばかりですが、ここでは竹とわらで作られていました。 元日本兵の孫、プッポ・アベさんです。そう言われてみれば、どこか日本人の面影があるような気もします。 葬儀ミサが…
2010年12月24日(金) アリアワン村での葬儀ミサ アリアワン村の周りには、のどかな棚田の風景が広がっています。右側に生えている高い木からは、べテル(噛みタバコ)に使われる実が獲れます。 田んぼで農作業をしている人に声をかけたら、今朝のミサで第一朗読…
命の継承 葬儀ミサには、近隣の村々からも親類や教会の関係者がたくさん集まり、教会に入りきれないほどだった。杖をついた1人の老人は、自分の村から山道を3時間かけて歩いてきたと話していた。この辺りの村には車が通れるような道はないから、足の不自由な…
2010年12月24日(金) アリアワン村での葬儀ミサ 戦争の名残 先日、84歳で帰天した女性の葬儀ミサが行われることになったのでアリアワン村まで行ってきた。この女性の孫であるパラセリス教会の主任司祭、ディン神父も忙しい予定をやりくりしてやって来たので、…
ハンガー代わりに使われている教会の前の木、緑の葉が青空に映えてとてもきれいでした。 ミサの後で、1人の高校生が洗礼を受けました。洗礼のときには代父と代母が1人ずつ付き、受洗した方を家族のように支えていくのがフィリピンの習慣だそうです。 クリス…
鐘の音を聞いた村の子どもたちが、田んぼのあぜ道を通って教会に集まってきます。 教会で一番のお年寄りが坂道を登って教会にたどり着くと、子どもたちが「ロラ!」(お婆ちゃん)と言いながら走り寄ってきました。 教会の入り口に揃えられた子どもたちのサンダ…
2010年12月23日(木) バナウェル村のクリスマス会 ナトニンでの2週間のうちで一番晴れた日で、街のあちこちから美しい山並みが見えました。バナウェル村に向かって出発です。 村のはずれにテラピアを養殖する池がありました。テラピアはこの地方の特産物の一…
2010年12月23日(木)バナウェル村のクリスマス会 ナトニン村から歩いて1時間ほどのところにあるバナウェル村で、一足早いクリスマス・ミサとパーティーがあるというので、パウロ神父の後について行ってきた。アリアワン村と同じで、幅60㎝ほどのコンクリート…
閉ざされた口 さて、月が満ちて、エリサベトは男の子を産んだ。近所の人々や親類は、主がエリサベトを大いに慈しまれたと聞いて喜び合った。 八日目に、その子に割礼を施すために来た人々は、父の名を取ってザカリアと名付けようとした。ところが、母は、「…
パラセリスでは、山の斜面に棚田ではなくトウモロコシ畑が広がっていました。バナナの木々もあちこち植えられていて、ナトニンとはずいぶん違う風景を作り出していました。 パラセリスとナトニンの間に架けられた橋で休憩しました。欄干に取り付けられたプレ…
2010年12月22日(水)パラセリスでの結婚式 新郎新婦の介添え役をする子どもたちが、おめかしして式が始まるのを待っていました。 結婚式の様子です。祭壇の前に新郎新婦席が設けられていたのが印象的でした。 日本でもよく見かけますが、こちらでも新婦がブー…
結婚式 ナトニンは明らかに村だが、パラセリスはかなり大きな町だ。幹線道路が何本も通り、商店街も何か所かある。町中をしばらく進んでいくと、畑に面したしずかな場所にカトリック教会があった。 やや遅れて到着したわたしたちの準備が整うと、すぐに結婚…
2010年12月22日(水) パラセリスでの結婚式 朝ミサの珍事 シンバン・ガビの早朝ミサで、ちょっと驚くことがあった。説教の前に信者さんの代表が分かち合いをしたときのことだ。かつて学校の校長先生だったという老人が、分かち合いの当番になっていた。ふだん…
受け取るよりも大切なこと マリアは言った。「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。身分の低い、この主のはしためにも目を留めてくださったからです。今から後、いつの世の人もわたしを幸いな者と言うでしょう、力ある方が…
赤ん坊に微笑みかけるマザー・テレサ。1995年、カルカッタ、聖マリア小教区にて。 Copy Right:片柳弘史 《写真展最新情報》 ★2011年1月28日(金)〜 2月2日(水)川崎市高津市民館 昨年に引き続き、カトリック鷺沼教会主催でマザー・テレサ生誕100年記念写真展が…
ナトニン村とアリアワン村をつなぐ唯一の道です。村の女性が道案内してくれました。 道の両側に棚田が広がっています。 アリアワン村に着くと、教会の前で男性たちが薪を作っていました。4〜5日は続く通夜に備えて、たくさんの薪が必要です。 葬家の庭先では…
明け方のナトニンの風景です。山を越えて霧が湧き上がってくると、間もなく雨が降り始めます。 右下の小学校の建物あたりから山の上まで、高低差がずいぶんある棚田です。 ナトニンは、滝が多いことでも知られています。それほど大きくはありませんが、下か…
2010年12月14日〜21日 ナトニンでの日々 ナトニン村の棚田です。この村に住む人たちのほとんどはお百姓さんで、毎日朝早くから棚田での農作業に精を出しています。 棚田のあちこちにこのような小屋が建てられていますが、収穫したお米を保管するための小屋だ…
農村体験 死者のためにお祈りを捧げてから表に出て、しばらく村人たちが忙しく働く様子を見学していた。脱穀のお手伝いもしたが、わたしがやると米が飛び散ってしまってどうもうまくいかなかった。あきらめて写真を撮っていると、男性たちが生きた豚を棒に逆…
お通夜 今日は午後、教会から歩いて1時間ほどのとろこにあるアリアワン村まで行ってきた。カテキスタとして長年に渡って教会活動に貢献したご婦人が84歳で帰天したとの知らせがあったので、彼女の家を訪れて家族を慰め、共に祈りを捧げるためだった。 ナトニ…
2010年12月21日(火) ナトニンでの日々 気候への順応 14日の晩にナトニンに到着してから、早いもので1週間が過ぎた。ボントックからこの町まではジープニーで5時間ほどの距離だが、標高が高いせいか気候は全く違う。まず何より驚くのは雨の多さだ。3日に1度く…
霊的な受肉 六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。天使は、彼女のところに来て言った。「おめでと…
勇猛な「戦闘の踊り」が始まりました。この若者が手に持っている斧は、かつて首狩りに使われていたのと同じ斧です。 踊りの輪の真ん中で、戦いの様子が再現されています。迫真の演技ですね。 今度は、一変してなごやかな「イーグルダンス」が始まりました。…