2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

《「がらしあ祭り」のお知らせ》

「がらしあ祭り」のお知らせ 夏のあいだマザー・テレサ写真展が途絶えていましたが、久しぶりに大阪で写真展が開催されることになりましたのでお知らせします。会場は、箕面市にあるカトリック大阪大司教区立の病院、ガラシア病院です。写真の展示期間は1週…

フォト・ライブラリー(177)彼岸花咲く葛城の道1

彼岸花咲く葛城の道1 9月29日、奈良県御所市にある葛城古道を歩いてきました。たわわに実った黄金色の稲穂と炎のように真っ赤な彼岸花、澄み切った秋の青空を満喫しながら、日本の秋を満喫した1日でした。この写真は、出発点「風の森」バス停を出て間もなく…

バイブル・エッセイ(213)イエスが降らせた火

イエスが降らせた火 イエスは、天に上げられる時期が近づくと、エルサレムに向かう決意を固められた。そして、先に使いの者を出された。彼らは行って、イエスのために準備しようと、サマリア人の村に入った。しかし、村人はイエスを歓迎しなかった。イエスが…

フォト・レポート(99)台風12号の爪痕4〜ノアの方舟

台風12号の爪痕4〜ノアの方舟 洪水の中、動物たちと一緒にボートで避難したという藪メイリさんのお宅です。庭先には、泥に浸かった家具や工具が並べられていました。 藪さんが提供してくださった、洪水のときの写真です。藪さんの家の2階部分だけが、まるで…

やぎぃの日記(114)負けるな紀伊半島3〜藪さんの話

負けるな紀伊半島3〜藪さんの話 熊野川の土手から数十メートルのところに居を構える、藪メイリさんからもお話をうかがった。メイリさんはブラジル人だが、日本人のご主人と結婚し、すでに10年ほど紀宝町で生活している。 9月4日の深夜、台風12号の影響で10メ…

バイブル・エッセイ(212)身を低くして

身を低くして あなたがたに幾らかでも、キリストによる励まし、愛の慰め、“霊”による交わり、それに慈しみや憐れみの心があるなら、同じ思いとなり、同じ愛を抱き、心を合わせ、思いを一つにして、わたしの喜びを満たしてください。何事も利己心や虚栄心から…

フォト・レポート(98)台風12号の爪痕3〜床上浸水

台風12号の爪痕3〜床上浸水 和歌山県と三重県の境目を流れる熊野川です。台風12号の豪雨によってこの川の水位が十数メートル上昇し、堤防を越えて近隣の家々を水浸しにしました。 町を歩いていると、あちこちで畳や家具、建具などを干している様子を見かけま…

やぎぃの日記(113)負けるな紀伊半島2〜加藤さんの話し

負けるな紀伊半島2〜加藤さんの話し 午後から紀宝町で床上浸水の被害を受けた信者さんをお訪ねし、台風当日の状況やいま困っていることについて話をうかがった。この地に46年住んでおられるという、加藤茂さん(85歳)の話から紹介したい。 9月4日の午前2時半…

フォト・レポート(97)台風12号の爪痕2〜河川の氾濫

台風12号の爪痕2〜河川の氾濫 那智川の河口付近では、鉄橋が落ち、線路が濁流によって押し流されていました。数十人の尊い命を奪った、濁流のすさまじい力を見せつけられます。 川の上流から流されてきた車の残骸もありました。岩などにぶつかったためでしょ…

やぎぃの日記(112)負けるな紀伊半島1〜被災地の状況

負けるな紀伊半島1〜被災の状況 9月18日から19日にかけて、台風12号で甚大な被害を受けた和歌山県新宮市と那智勝浦町に行ってきた。現地の様子を肌で知り、被災された皆さんの話を直に聞くなかで、何か支援できることを見つけたいというのが動機だった。鉄道…

フォト・レポート(96)台風12号の爪痕1〜土砂崩れ

2011年9月19日(月) 台風12号の爪痕1〜土砂崩れ カトリック新宮教会の酒井神父様のご案内で、台風12号によって甚大な被害を受けた那智勝浦町と新宮市の被災地を周り、被災された方々をお見舞いしてきました。山岳部から流れ出す小川のような細い流れを含めて…

バイブル・エッセイ(211)愛おしさゆえに

愛おしさのゆえに 天の国は次のようにたとえられる。ある家の主人が、ぶどう園で働く労働者を雇うために、夜明けに出かけて行った。主人は、一日につき一デナリオンの約束で、労働者をぶどう園に送った。また、九時ごろ行ってみると、何もしないで広場に立っ…

フォト・ライブラリー(176)年の黙想in軽井沢8〜芽吹き

年の黙想in軽井沢8〜芽吹き いくつかの畑では、秋に出荷される野菜が芽を吹いたところでした。 これから何十倍、何百倍にも大きく育っていく野菜の芽には、大きな生命の力が宿っているように感じます。 養分をたっぷり蓄えた黒い土の中から、小さな芽たちが…

バイブル・エッセイ(210)友のために祈る

友のために祈る ★この話は、先日、教会学校のミサで子どもたちに話した内容に基づいています。 ある日のこと、イエスが教えておられると、ファリサイ派の人々と律法の教師たちがそこに座っていた。この人々は、ガリラヤとユダヤのすべての村、そしてエルサレ…

フォト・ライブラリー(175)年の黙想in軽井沢7〜田園散歩

年の黙想in軽井沢7〜田園散歩 朝早く、発地地区の畑の中を散歩しました。犬を連れて散歩している地元の方たちとも、何人か出会いました。車もほとんど通らず、絶好の散歩道です。 この花、子どもの頃、わたしの実家のまわりでもよく見かけたような気がします…

バイブル・エッセイ(209)揺るがぬ土台

揺るがぬ土台 「わたしを『主よ、主よ』と呼びながら、なぜわたしの言うことを行わないのか。わたしのもとに来て、わたしの言葉を聞き、それを行う人が皆、どんな人に似ているかを示そう。それは、地面を深く掘り下げ、岩の上に土台を置いて家を建てた人に似…

フォト・ライブラリー(174)年の黙想in軽井沢6〜カラマツの林

年の黙想in軽井沢6〜カラマツの林 国設「野鳥の森」の入り口近くに、北原白秋作の詩「落葉松」(からまつ)の碑があります。そこから浅間に向かって歩いていくと、間もなく詩に描かれたようなカラマツの林が現れます。 「からまつはさびしかりけり、旅ゆくはさ…

バイブル・エッセイ(208)まっすぐイエスに向かって

まっすぐイエスに向かって ★この話は、先日、教会学校のミサで子どもたちに話した内容に基づいています。 それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸へ先に行かせ、その間に群衆を解散させられた。群衆を解散させてから、祈るためにひとり山…

フォト・ライブラリー(163)年の黙想in軽井沢5〜野鳥の森

年の黙想in軽井沢5〜野鳥の森 「御聖体の宣教クララ会」修道院から浅間山の方に向かって木立の中を歩いていくと、国設「軽井沢野鳥の森」に出ます。薄曇りの朝7時頃、まだ人のほとんどいない森の中を散策しました。ここも「クマ出没注意」の看板が出ていたの…

バイブル・エッセイ(207)愛はゆるしの中に

愛はゆるしの中に ペトロがイエスのところに来て言った。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか。」イエスは言われた。「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。そこで、天の国は次の…

フォト・ライブラリー(162)年の黙想in軽井沢4〜夏雲

年の黙想in軽井沢4〜夏雲 いつものように発地地区の高原野菜畑の中を散歩していると、地平線の彼方から入道雲がもくもくと伸び上ってきました。 とても質量感のある雲です。マシュマロマンのようにも見えます。 民家の庭先に一輪咲いたヒマワリです。軽井沢…

フォト・ライブラリー(161)年の黙想in軽井沢3〜離山からの浅間

年の黙想in軽井沢3〜離山からの浅間 8月15日、聖母被昇天の祭日の朝、4:30に修道院を出て中軽井沢と軽井沢の境目にある離山を目指しました。「クマ出没注意」の看板があちこちに張られた人気のない早朝の山道を登り、6:00には山頂に到達しました。ですが、あ…

フォト・ライブラリー(160)年の黙想in軽井沢2〜キャベツ畑の散歩道

年の黙想in軽井沢2〜キャベツ畑の散歩道 宣教クララ会の修道院から20分ほど歩くと、高原野菜の畑がどこまでも続く発地地区に出ます。遠くに見えるのは浅間山、まさに夏の軽井沢という感じです。 立派に実ったキャベツ、スーパーで見るよりもずっと大きいです…

フォト・ライブラリー(159)年の黙想in軽井沢1〜宣教クララ会修道院

年の黙想in軽井沢1〜宣教クララ会修道院 8月13日から22日まで、中軽井沢にある「御聖体の宣教クララ会」軽井沢修道院で、イエズス会日本管区主催の黙想会がありました。そのときに撮影した写真を御紹介していこうと思います。まずは、修道院のお庭です。 美…

バイブル・エッセイ(206)時間の頂点

時間の頂点 ある安息日に、イエスが麦畑を通って行かれると、弟子たちは麦の穂を摘み、手でもんで食べた。ファリサイ派のある人々が、「なぜ、安息日にしてはならないことを、あなたたちはするのか」と言った。イエスはお答えになった。「ダビデが自分も供の…

《Mother Teresa Calendar 2012発売》

シスターに話しかけるマザー。 Copy Right:片柳弘史 Mother Teresa Calendar 2012「生きている福音」発売 ちょっと気が早いかもしれませんが、来年のマザーテレサ・カレンダーが出来たのでお知らせいたします。今年は特に、東日本大震災の被災地復興への願い…

やぎぃの日記(111)福島はいま11〜福島で考えたこと2

福島はいま11〜福島で考えたこと(2) 2.風評被害をなくすために 現在、福島で生じている一番大きな被害は、安全であるはずのものについてまで過度に恐れて差別することから生まれる風評被害だ。それが、福島の農民や畜産業者、観光業者を苦境に追い込み、福島…

やぎぃの日記(110)福島はいま10〜福島で考えたこと1

福島はいま10〜福島で考えたこと(1) 今回の福島訪問では、原発事故によってまき散らされた広島原爆168個分とも言われる大量の放射能が、人々の生活にどれだけ大きな影響を与えているかをあちこちで実感した。仮設住宅で一日も早く故郷に帰れる日を待ちわびる…

バイブル・エッセイ(205)イエスのとりなし

イエスのとりなし 「兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで忠告しなさい。言うことを聞き入れたら、兄弟を得たことになる。聞き入れなければ、ほかに一人か二人、一緒に連れて行きなさい。すべてのことが、二人または三人の証人の口…

バイブル・エッセイ(204)新しい教え

新しい教え そのときイエスはたとえを話された。「だれも、新しい服から布切れを破り取って、古い服に継ぎを当てたりはしない。そんなことをすれば、新しい服も破れるし、新しい服から取った継ぎ切れも古いものには合わないだろう。また、だれも、新しいぶど…