2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧
罪をあばく 預言者はあなたに託宣を与えたがむなしい、偽りの言葉ばかりであった。あなたを立ち直らせるには一度、罪をあばくべきなのにむなしく、迷わすことをあなたに向かって告げるばかりであった。おとめシオンの城壁よ主に向かって心から叫べ。昼も夜も…
講座「マザー・テレサに学ぶキリスト教」第8回〜「ベナレスからの手紙」を読む(3) 「イエスの渇き」が、「愛したいという、また愛されたいという神の無限の望みの深淵」から生まれた言葉であり、究極の愛情表現であることを前回確認しました。「神の愛の宣教…
大阪教区司牧者研修会「虐待・性暴力が心に及ぼす影響」〜後半 (2)加害者にならないために 2日目は、カトリック大阪大司教区セクシャル・ハラスメント相談窓口の担当者たちから、3年前に設置されてから今までに寄せられた相談について統計的な報告があった。…
大阪教区司牧者研修会「虐待・性暴力が心に及ぼす影響」〜前半 6月26日から27日の2日間、大阪・梅田のサクラファミリア教会でカトリック大阪大司教区司牧者研修会が行われた。今年のテーマは、欧米で頻発する司祭による児童の性的虐待事件を受けて「虐待・性…
善峰寺、アジサイ散歩〜後半 山の斜面を埋め尽くすようにして咲いたアジサイたち。お寺の方々が丹精込めてここまで育て上げたのでしょう、見事です。 一輪、一輪がどれも美しく、どれから写真を撮るかに困りました。 ガクアジサイの花びら、重なり合ってまる…
善峰寺、アジサイ散歩〜前半 善峰寺で200種、1万本のアジサイが満開を迎えていると聞いて、先日出かけてきました。あいにくひどい雨でしたが、アジサイたちはむしろ喜んでいるように見えました。 雨に濡れた遊歩道。傘を差しながら、皆さんゆっくりと歩いて…
後から来られる方 「神はサウルを退けてダビデを王の位につけ、彼について次のように宣言なさいました。『わたしは、エッサイの子でわたしの心に適う者、ダビデを見いだした。彼はわたしの思うところをすべて行う。』神は約束に従って、このダビデの子孫から…
ともし火を燃やす 「あなたがたは地上に富を積んではならない。そこでは、虫が食ったり、さび付いたりするし、また、盗人が忍び込んで盗み出したりする。富は、天に積みなさい。そこでは、虫が食うことも、さび付くこともなく、また、盗人が忍び込むことも盗…
講座「マザー・テレサに学ぶキリスト教」第7回〜ベナレスからの手紙を読む(2) マザー・テレサの霊的遺言状と呼ばれる「ベナレスからの手紙」を読むシリーズ、前回の部分では、生きているイエスと出会い、イエスにすべてを委ねることの大切さが語られていまし…
聖イグナチオ「すべてを捧げる祈り」 近頃、写真と祈りや聖句、聖人の言葉などを組み合わせてカードにしてはどうかと勧められ、少しずつ作り始めました。そのうちのいくつかを、ブログで紹介していこうと思います。毎回、最後にPDFデータを添付しますので、…
大原三千院〜初夏の庭 数年前の6月中旬、ふっと思い立って雨の大原三千院を訪ねたことがあります。アジサイはまだでしたが、雨の中で木々や苔の緑が美しく輝いていました。 三千院本堂の坪庭に植えられた苔です。しっとりした雰囲気が、石の庭に落ち着きを与…
初夏の京都府立植物園〜バラ園 花菖蒲を満喫したあと、今度はバラ園に向かいました。すぐ近くに本格的な菖蒲園とバラ園がならんでいるというのは、府立植物園ならではの贅沢でしょう。 全体としてのピークは過ぎたようでしたが、種類によってはまだ満開が続…
初夏の京都府立植物園〜花菖蒲 京都府立植物園で250種、3000株の花菖蒲が見ごろを迎えたと聞いたので、先週の木曜日に出かけました。 真っ白な花びらに紫と黄色のアクセントがついた花菖蒲、清楚なお化粧ですね。 こちらも上品な薄紫の花菖蒲。大きな花びら…
「神の国」の種まき 「神の国は次のようなものである。人が土に種を蒔いて、夜昼、寝起きしているうちに、種は芽を出して成長するが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。土はひとりでに実を結ばせるのであり、まず茎、次に穂、そしてその穂には豊かな…
「マザー・テレサに学ぶキリスト教」第6回〜「ベナレスからの手紙」を読む(1) 前回、1946年9月10日にダージリンへ向かう列車の中でマザーに起こった出来事が「イエスの渇きとの出会い」としか言いようがない神体験であり、激しく渇く神の愛を強烈に実感する…
み心の傷に隠れて その日は準備の日で、翌日は特別の安息日であったので、ユダヤ人たちは、安息日に遺体を十字架の上に残しておかないために、足を折って取り降ろすように、ピラトに願い出た。そこで、兵士たちが来て、イエスと一緒に十字架につけられた最初…
布引ハーブ園のラベンダー 六甲山に初夏を告げる、ハーブ園のラベンダーの香り。写真を通して、どうぞお楽しみください。まずは、蕾が大きく膨らんだイングリッシュラベンダー。このくらいの時期が一番かわいらしいですね。 むせ返るほどの香りの中を、ミツ…
こいずみクラスより〜「願うことは何でも」 ここのところ毎月第2、第4火曜日の晩は、三ノ宮の女子パウロ会書店で行われているこいずみゆりさんの「祈りの入門講座」に参加している。第1、第3火曜日は司祭であるわたしが「聖書入門講座」をし、第2、第4火曜日…
初夏の風物詩〜六甲川のホタル 教会から歩いて10分ほどのところにある六甲川の河原に、今年もホタルが舞い始めたと聞いたので、「ホタル狩り」に行ってきました。もちろん、網で捕ったりはせず、写真に撮るだけです。ちょっと見にくいかもしれませんが、上の…
初夏の六甲山高山植物園〜後半 六甲山高山植物園が全国に誇る「ヒマラヤの青いケシ」です。ヒマラヤ原産のため暑さに弱く、栽培がとても難しいそうですが、この高山植物園では毎年のように花を咲かせています。北海道南部と同じ気候と言われる六甲山上ならで…
愛の形見 一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱えて、それを裂き、弟子たちに与えて言われた。「取りなさい。これはわたしの体である。」また、杯を取り、感謝の祈りを唱えて、彼らにお渡しになった。彼らは皆その杯から飲んだ。そ…
初夏の六甲山高山植物園〜前半 先日、久しぶりに六甲山高山植物園に行ってきました。様々な高山植物が一斉に開花する6月は、高山植物園のベストシーズン。エーデルワイスやアルペンローゼ、コマクサなどおなじみの高山植物や、めずらしい「ヒマラヤの青いケ…
講座「マザー・テレサに学ぶキリスト教」第5回〜原点としての「イエスの渇き」 前回まで、マザー・テレサの生涯を年代を追ってたどってきました。今回からは、マザー・テレサと神様との内的な関係、すなわちマザー・テレサの霊性に入っていきたいと思います。…
長良川鵜飼いの夜 岐阜に行く機会があったので、有名な鵜飼を見物してきました。場所は、織田信長が天下統一の足場とした金華山(岐阜城)の山すそを流れる長良川。上流から下ってきた鵜飼船の松明が水面を照らし始めると、いよいよ鵜飼の開始です。 わたした…
The Transit of Venus in Kobe, 2012 本日、神戸で観察した太陽の太陽面通過の写真を合成して1枚の写真にしてみました。巨大な月の影が太陽を覆い隠す前回の金環日食と違って、小さな小さな金星の影が太陽の表面を横切っていくというだけの現象はちょっと地…
藤沢・京都での講演会のご報告 1.湘南キリスト教セミナー 5月26日、カトリック藤沢教会で開催された湘南キリスト教セミナーでお話しさせていただきました。講演のタイトルは「闇に光を〜マザー・テレサの生涯に学ぶ」。藤沢でお話しするのは初めてのことでし…
初夏の奥日光、中禅寺湖 今回は、奥日光の中心、中禅寺湖の初夏の風景をお届けしたいと思います。まずは、明智平展望台から見た中禅寺湖と華厳の滝、白雲の滝の写真。右手には男体山の山麓が、奥には山頂に雪を頂いた白根山が見えています。 湖のほとりから…
「アッバ、父よ」 神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。この霊によってわたしたちは、「アッバ、父よ」と呼ぶのです。この霊こそは、わたしたちが神の子…
ズミの花咲く奥日光、戦場ヶ原〜後半 戦場ヶ原を流れる湯川では、ニジマスやヤマメ、イワナを釣るフライ・フィッシャーたちの姿をよく見かけます。こんな景色の中に一日立っていたら、何も釣れなくてもそれだけで幸せになれそうです。 緑にあふれた木道。あ…
ズミの花咲く奥日光、戦場ヶ原〜前半 梅雨の合間のある晴れた日に、奥日光、戦場ヶ原に行ってきました。新緑がまさにピークを迎えた大湿原では、白くて可憐なズミの花が満開を迎えていました。 松の木のあいだから、ズミの木が見えています。湿原のあちこち…