2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

祈りの小箱(125)『神様にすべてを委ねる』

『神様にすべてを委ねる』 キリスト教徒はよく「神様にすべてを委ねる」と言います。キリスト教の信仰の一番基本的な姿勢なのですが、ともするとわたしたちはこの言葉を間違った意味に使ってしまうことがあります。自分のやりたいことだけを勝手にやって、そ…

バイブル・エッセイ(391)『信仰の揺るがぬ土台』

信仰の揺るがぬ土台 ユダヤ人たちは、盲人であった人をもう一度呼び出して言った。「神の前で正直に答えなさい。わたしたちは、あの者が罪ある人間だと知っているのだ。」彼は答えた。「あの方が罪人かどうか、わたしには分かりません。ただ一つ知っているの…

祈りの小箱(124)『方向を確かめながら』

『方向を確かめながら』 大きな困難に立ち向かったとき、わたしたちはつい「がんばって、この困難を乗り越えよう。そうすれば、必ずいいことがある」と思って自分を励まし、前に進もうとします。友だちが同じような状況にあるときにも、「がんばれ。応援して…

祈りの小箱(123)マザー・テレサ『人を愛したいなら』

マザー・テレサ『人を愛したいなら』 マザー・テレサは、貧しい人々への奉仕の出発点として、神様の前でありのままの自分自身を受け入れることを大切にしていました。弱くて不完全な自分を、それでも神様から愛された大切な自分として受け入れた人だけが、弱…

【アジア・ユース・デーin韓国】

アジア・ユース・デーin韓国 「アジアの若者よ!目を覚ませ!殉教者たちの栄光は、君たちの上に輝く」をスローガンに、韓国でアジア・ユース・デーが開催されます。同じ信仰を生きるアジアの若者たちが一堂に会し、信仰の喜びを分かち合う集いです。たくさんの…

祈りの小箱(122)『なぜわたしにこんな試練が』

『なぜわたしにこんな試練が』 大きな困難に直面したとき、わたしたちはつい「なぜわたしだけがこんな目に」とわが身を嘆いたり、そのような状況を作り出した周りの人たちを責めたりしてしまいがちです。困難の重さに耐えかねて、自分を憐れんだり、周りの人…

フォト・ライブラリー(423)ウグイスの初鳴き・寒桜とメジロ

ウグイスの初鳴き・寒桜とメジロ 今回は、寒桜とメジロを中心に写真をご紹介したいと思います。途中には、ウグイスの初鳴きの秘密も。まずは、新宿のシンボル、ドコモ・タワーと寒桜の写真から。 毎年、3月上旬に満開を迎える新宿御苑の寒桜。今年も、ちょう…

バイブル・エッセイ(390)『心の井戸を深く掘る』

『心の井戸を深く掘る』 サマリアの女が水をくみに来た。イエスは、「水を飲ませてください」と言われた。弟子たちは食べ物を買うために町に行っていた。すると、サマリアの女は、「ユダヤ人のあなたがサマリアの女のわたしに、どうして水を飲ませてほしいと…

祈りの小箱(121)『価値を作り出す』

『価値を作り出す』 誰からも評価してもらえず、自分に自信を失いそうになったとき、わたしたちは何とか自分で自分を守ろうとして自慢話をしたり、人の悪口を言ったりしてしまいます。他に誰も褒めてくれないから、せめて自分だけでも自分を褒めよう。評価さ…

祈りの小箱(120)『つながって輝く』

『つながって輝く』 溌剌として喜びと力に満ちあふれ、まぶしいくらいに光り輝いて見える。そんな人とときどき出会います。例えば、結婚式の新郎新婦。きらきら輝く笑顔を見ていると、こちらまで幸せになります。神父になったばかりの若い司祭の顔も光り輝い…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教、メッセージから■ 3月16日(日)アンジェラス 「祈りの中での神との出会いは、私たちを『山から降る』ように、平地に戻るようにと促します。私たちは、そこで疲れや不正義、物質的・精神的貧困にあえいでいる兄弟姉妹と出会うの…

祈りの小箱(119)『誰かのために与えられた力』

『誰かのために与えられた力』 自分のためにやろうとするとうまく行かないことでも、誰かのためにやろうとするとうまくいく、そんなことがときどきあります。例えば、どこかで講演会を頼まれたとき。うまく話してみんなを感心させてやろうとか、今日は新聞の…

フォト・ライブラリー(422)梅の花とメジロ〜北野天満宮・縮景園

梅の花とメジロ〜北野天満宮・縮景園 京都・北野天満宮と広島・縮景園で撮影した、梅の花とメジロの写真をまとめてお届けしたいと思います。まずは、北野天満宮で出会ったメジロの写真から。梅の花を見つめるまなざしに、慈しみが感じられます。 枝に止まっ…

バイブル・エッセイ(389)「輝いて生きる」

輝いて生きる イエスは、ペトロ、それにヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。イエスの姿が彼らの目の前で変わり、顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった。見ると、モーセとエリヤが現れ、イエスと語り合っていた。ペトロが口を…

祈りの小箱(118)『そんな自分が大好き』

『そんな自分が大好き』 「あなたって、○○よね。最悪!」これは、悪口一つの定型句と言っていいでしょう。相手の弱点や欠点をズバリと指摘し、それによって相手を傷つけようとするやり方です。とても強烈な悪口ですが、この悪口を無力化してしまう方法が一つ…

【シグニス・セミナーin関西のUst中継】

シグニス・セミナーin関西のUst中継 本日(3月15日)午後2時よりカトリック神戸中央教会で行われるシグニス・セミナー『インターネットが拓く、新福音宣教』の様子がUstreamで配信されます。わたしの講演のレジュメは以下からダウンロードできます。どうぞお役…

祈りの小箱(117)『あなたの光は、闇の中に輝き出で』

『あなたの光は、闇の中に輝き出で』 「あなたの光」とは一体なんでしょう。それはきっと、神様がわたしたち一人ひとりの心に与えて下さった命の輝きのことでしょう。神様が創り、与えて下さったわたしたちの命は、本来、まばゆいくらいに光り輝く力を持って…

祈りの小箱(116)『想像力の欠陥』

『想像力の欠陥』 以前にも指摘したことがありますが、わたしたち人間の想像力には構造上の欠陥があるように思います。わたしたちの想像力は、将来のことを考えるとき悪い方へ悪い方へと曲がっていくようにできているのです。その理由ははっきりしています。…

フォト・ライブラリー(421)テゼの祈りin神戸「とどけ、心の歌声」

テゼの祈りin神戸「とどけ、心の歌声」 3月9日(日)、カトリック大阪大司教区主催の3.11記念行事「とどけ、心の歌声〜東日本大震災から3年、いまこそ共に」が、カトリック神戸中央教会で開催されました。3.11の当日にあたって、その日の祈りの様子を写真でご…

祈りの小箱(115)『生きるからこそ、意味が生まれる』

『生きるからこそ、意味が生まれる』 大切なものを失ったときや、誰かからひどいことを言われたとき、何をやっても思い通りにならないときなど、ふと「もう生きていても意味がない」と考えてしまうことがあります。自分の人生にはもう価値がないから、生きて…

祈りの小箱(114)『いま自分がすべきこと』

『いま自分がすべきこと』 聖書に、「明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である」(マタイ6:34)という言葉があります。確かにその通りです。よく考えれば、わたしたちには今日すべきことがたくさん…

バイブル・エッセイ(388)「愛のパン」

「愛のパン」 イエスは悪魔から誘惑を受けるため、“霊”に導かれて荒れ野に行かれた。そして四十日間、昼も夜も断食した後、空腹を覚えられた。すると、誘惑する者が来て、イエスに言った。「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ。」イエ…

祈りの小箱(113)『使命を引き受けるからこそ』

『使命を引き受けるからこそ』 引き受ける前はとても無理と思えた仕事でも、実際にやってみたらなんとかなった。そんな体験がある人は多いでしょう。仲間たちが予想以上に協力してくれたり、思いがけない支援があったりして、やっているうちになんとかなって…

祈りの小箱(112)『自分の使命を受け入れる』

『自分の使命を受け入れる』 神様から与えられた自分の使命を重く感じ、逃げ出したくなることがあります。テレビや映画を見たり、遠くに出掛けたり、お酒を飲んだりして、自分の使命を忘れようとするのです。ですが、どんなに逃げようとしても、使命はどこま…

バイブル・エッセイ(387)「3つの罪」

「3つの罪」 「見てもらおうとして、人の前で善行をしないように注意しなさい。さもないと、あなたがたの天の父のもとで報いをいただけないことになる。だから、あなたは施しをするときには、偽善者たちが人からほめられようと会堂や街角でするように、自分…

フォト・ライブラリー(420)大阪城公園の小鳥たち〜メジロ、ジョウビタキ、エナガ、シジュウカラなど

大阪城公園の小鳥たち〜メジロ、ジョウビタキ、エナガ、シジュウカラなど 小春日和が続いて梅が一斉に開花した大阪城公園の梅林で、メジロが花の蜜を吸っていました。まるで、花を愛でているかのような優しいまなざしが印象的でした。 食事中のメジロ。花ご…

祈りの小箱(111)『きっぱりどちらか選べれば』

『きっぱりどちらか選べれば』 「食べたい、でも痩せたい」というのは、わたしたちの心の中にある矛盾した思いの代表格でしょう。痩せてかっこよく、きれいになりたいのは山々だけれども、おいしそうなものを見るとつい食べ過ぎてしまう。いまのままではよく…

バイブル・エッセイ(386)「神の国と神の義を」

神の国と神の義を 「『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。それはみな、異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。何よりもまず、神の国と神の義…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教、メッセージから■ 2月24日(月)シグニス世界大会 「新しい文化や言葉、シンボルが次々に生み出され、新しい共通のイマジネーションが登場するグローバル化した世界にあって、コミュニケーションに携わるカトリック信者には、福…