2013-01-01から1年間の記事一覧

バイブル・エッセイ(368)神は決して見捨てない

神は決して見捨てない イエスは、気を落とさずに絶えず祈らなければならないことを教えるために、弟子たちにたとえを話された。「ある町に、神を畏れず人を人とも思わない裁判官がいた。ところが、その町に一人のやもめがいて、裁判官のところに来ては、『相…

祈りの小箱(71)『落ち込まないための秘訣』

『落ち込まないための秘訣』 自分の思った通りに物事が運ばなかったときや、認めがたい自分の弱さを誰かから突き付けられたとき、わたしたちは落ち込み、「もうだめだ、どうせわたしなんか」と思ってしまいます。ですが、それはもしかすると傲慢かもしれませ…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教・メッセージから■ 10月11日(金)朝のミサ 「ある司祭たちは『彼らは悪霊に取りつかれていたわけではない。精神病だったのだ』と言いますが、そんなことはありません。悪霊の存在は聖書の最初の頁から記されているし、聖書は悪霊…

フォト・ライブラリー(402)万博記念公園のコスモス2013

万博記念公園のコスモス 大阪の万博記念公園でコスモスが満開を迎えたと聞いて、さっそく出かけてきました。30万本のコスモスたちが作り出す美の世界をお楽しみください。 「花の丘」の入口近くにあるこの花壇では、ピンクの花びらに赤い縁取りがある「あか…

【写真展&講演会in加古川・終了御礼】

写真展&講演会in加古川・終了御礼 カトリック加古川教会でのマザー・テレサ写真展と講演会が、おかげさまで大盛況のうちに終了しました。当日の様子を、写真でご報告したいと思います。まずは、カトリック加古川教会の外観から。大きな通りに面した教会です…

【講座のご案内】

講座のご案内 ■火曜講座・日常生活の中で祈る■ マザー・テレサの言葉に導かれながら、日々の生活のすべてを祈りに変えていくことを目指す火曜講座「日常生活の中で祈る」。通年の講座ですが、毎回「見る」、「聞く」、「話す」、「食べる」、「歩く」などテ…

バイブル・エッセイ(367)感謝してこそ

感謝してこそ イエスはエルサレムへ上る途中、サマリアとガリラヤの間を通られた。ある村に入ると、重い皮膚病を患っている十人の人が出迎え、遠くの方に立ち止まったまま、声を張り上げて、「イエスさま、先生、どうか、わたしたちを憐れんでください」と言…

祈りの小箱(70)『互いに祈りあう』

『互いに祈りあう』 あるお年寄りが、家族や恋人、友人たちとぶつかり合い、傷つけ合った若い頃を振り返りながら「あの頃わたしたちは、自分が何をしているのかも分からないままお互いに傷つけ合っていた」と静かにつぶやきました。いまから当時のことを振り…

祈りの小箱(69)『全人類を救うための苦しみ』

『全人類を救うための苦しみ』 教会には、年齢を問わず、心の病で苦しんでいるという方がたくさん訪ねて来られます。ある日、老司祭のもとに、30年以上も心の病で苦しんでいるという方が訪ねてきました。がんばって勉強し、子どもの頃から思い描いていた夢の…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教・メッセージから■ 10月4日(金)アッシジでのミサ 「イエスとの出会いは、聖フランシスコに、気楽で安定した生活という服を脱がせました。『貧しさという婦人』を娶り、天の父の本当の息子として生きるためです。聖フランシスコ…

【祈りへの旅立ち・皆さまからの声】

『祈りへの旅立ち』に寄せられた皆さまからの声 『祈りへの旅立ち〜マザー・テレサに導かれて』(ドン・ボスコ社)が発売されて1ヶ月が過ぎました。この本に書かれたマザー・テレサの言葉に導かれながら、イエス・キリストが住む心の奥深くを訪ねる旅を体験さ…

祈りの小箱(68)『思いの優先順位』

『思いの優先順位』 あれもしたい、これもしなければと、わたしたちの心には様々な思いが湧き上がってきます。困るのは、その多くが互いに矛盾していること。「痩せたい、けど食べたい」というのは一番わかりやすい例だと思いますが、その他にも「仲直りした…

【写真展&講演会in加古川】

マザー・テレサ写真展&講演会in加古川 10月13日〜14日の2日間、加古川市の全面的な協力のもと、カトリック加古川教会にてマザー・テレサ写真展が開催されます。14日には講演会も行います。信者でない方にも分かる内容でお話ししたいと思いますので、ぜひ宣…

バイブル・エッセイ(366)愛の奇跡〜フランシスコ「グッビオの狼」から

愛の奇跡〜フランシスコ「グッビオの狼」から 使徒たちが、「わたしどもの信仰を増してください」と言ったとき、主は言われた。「もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、この桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くで…

フォト・ライブラリー(401)能勢の里山から妙見山へ

能勢の里山から妙見山へ 能勢の里山で彼岸花が満開になったと聞きつけ、先週の木曜日に出かけてきました。ローカル列車にとことこ揺られてゆく、のんびりとした休日の小旅行です。 駅を降りて歩き始めると、さっそく彼岸花が。田んぼの稲はほとんど刈り取ら…

祈りの小箱(67)『苦しみのときは成長のとき』

『苦しみのときは成長のとき』 大きな失敗を犯したとき、親しい人との別れのとき、耐えがたいほどの侮辱をうけたときなど、わたしたちの目からは自然に涙がこぼれ落ちます。ある感情がピークに達し、自分の中に収めておくことができないほどになるとき、その…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教・メッセージから■ 9月27日(金)カテキスタへのメッセージ 「キリストを自分の人生の中心に置く人は、自分自身を中心にして生きていません。キリストとつながり、キリストを人生の中心にすればするほど、あなたたちは自分自身を…

祈りの小箱(66)『愛することは祈ること』

『愛することは祈ること』 愛がどれほど純粋で、真実であったとしても、それを無理に受け入れさせることはできません。親は子に、子は親に、夫は妻に、妻は夫に、いつか必ず届く、いつか分かってもらえると信じて愛を捧げ続け、待ち続ける以外にないのです。…

フォト・ライブラリー(400)初秋の伊吹山登山〜後半

初秋の伊吹山登山〜後半 初秋の伊吹山登山、後半をお届けします。6合目を越えたあたりから姿を見せ始めたのは、イブキトリカブト。トリカブトの一種ですが、伊吹山で最初に発見されたことからこの名が付いたそうです。 トリカブトの名の由来は、鳥の形の兜に…

バイブル・エッセイ(365)愛がないなら

愛がないなら 「ある金持ちがいた。いつも紫の衣や柔らかい麻布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮らしていた。この金持ちの門前に、ラザロというできものだらけの貧しい人が横たわり、その食卓から落ちる物で腹を満たしたいものだと思っていた。犬もやって来ては…

フォト・ライブラリー(399)初秋の伊吹山登山〜前半

初秋の伊吹山登山〜前半 台風一過の秋晴れの日に、日本百名山の一つ、憧れの伊吹山に登ってきました。三ノ宮神社から山道に入るコースです。 琵琶湖のほとりに聳える名峰、伊吹山。まずはうっそうとした木立に囲まれた山道を黙々と進んでゆきます。高度が上…

祈りの小箱(65)『祈ることは愛すること』

『祈ることは愛すること』 「誰かのために祈る」と言いながら、実は自分のために祈っている。そんなことがよくあります。例えば、お母さんが「うちの娘が間違いに気づいて、わたしの思った通りの人生を選びますように」と祈る場合、会社で「同僚が回心して、…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教・メッセージから■ 9月17日(火)朝のミサ 「花婿は去り、教会は主を探し求めながら歴史の中を歩いていきます。その間、教会はひとりぼっちなのです。主はどこにも見当たりません。教会には、確かに寡婦としての側面があります。…

【カトリック三軒茶屋教会写真展・講演会終了御礼】

カトリック三軒茶屋教会写真展・講演会終了御礼 神様の大いなる祝福のうちに、カトリック三軒茶屋教会での写真展、講演会が終了しました。集まってくださった方は、なんと400人。聖堂が、補助席までほぼ満席になるほどの大盛況でした。福音宣教の熱意に燃え…

バイブル・エッセイ(364)分かち合うための富

分ち合うための富 「ある金持ちに一人の管理人がいた。この男が主人の財産を無駄使いしていると、告げ口をする者があった。そこで、主人は彼を呼びつけて言った。『お前について聞いていることがあるが、どうなのか。会計の報告を出しなさい。もう管理を任せ…

フォト・ライブラリー(398)初秋の六甲の花々

初秋の六甲の花々 台風が通り過ぎて、一気に秋めいた気候になってきました。気がつけばもう9月も半ば過ぎ。今日は、六甲教会の庭やご近所で見かけた秋の花々をご紹介したいと思います。まずは彼岸花から。 教会の庭に咲く彼岸花は、なぜか白ばかり。赤は片隅…

祈りの小箱(64)『神が見えてくる透明性』

『神が見えてくる透明性』 今日は、司祭叙階の恵みを受けてからちょうど5年の記念日。夏の黙想会で出会ったこの言葉を手がかりにしながら、司祭としてのこれまでの歩みを振り返りながら時を過ごしました。イエズス会員に向けて書かれたものですが、みなさん…

祈りの小箱(63)『正しいことを言うときには』

『正しいことを言うときには』 「正しいことを言ってるんだからいいだろう」とばかりに、面と向かって相手の欠点をずばずばと指摘する人をときどき見かけます。確かに、その人の言っていることは正しいのですが、言われた人はどう思うでしょうか。言われた人…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教・メッセージから■ 9月10日(火)朝のミサ 「キリスト教徒が、日常生活の中で、公の場での話や神学、典礼、その他さまざまなことの中で、勝利主義的な態度をとっているのを見かけます。それは、彼らが心の奥深くから復活した方を…

祈りの小箱(62)『もっとすばらしい関係』

『もっとすばらしい関係』 とても大切にしていた人間関係が、自分の不注意な言動や相手の裏切りによってあっという間に壊れてしまった。そんな体験が、きっと誰にでもあるでしょう。そんなとき、深い苦しみの中で「あんなことをするんじゃなかった」と自分を…